魚の締め方・道具

【釣り人の必需品】魚を締める道具おすすめ10選[脳締め~血抜き~神経締め~鬼締めまで]

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こんにちは!釣りキチ隆(@takashyman)です!(最終更新:2026年6月)

釣った魚が美味いかどうかは、料理の腕で決まる。…と思っていませんか?

違います。

釣った後の締め方で決まります。

そして締めの質を左右するのが、道具です。

▼魚を締める道具に関して思うこと。

  • 実際にどんな感じの道具があるの?
  • 便利なやつ、あったら知りたい!
  • そもそも締め方を知らないけど、どんな道具を揃えたらいいの?

実のところ、目的の締めができればどんな道具を使っても問題ないと思います。

けど、魚を締める際に無視できない要素、「時間」「スピード」「効率」などがあります。

使う道具次第では、その要素が達成できないことも充分に考えられる。

「やりにくいなこの作業…」なんてしている間に魚はどんどん傷んでいきます。後で食べた時にマズくなったり、冷蔵で保存できる期間が短くなったりしますね。

ということで本記事では、釣り場で役に立つ、釣った魚を締める道具をご紹介!

何度も美味しい思いをしていて、効果を実感している僕が、「脳締め」「血抜き」「神経締め」「鬼締め」をする時に役立っている道具です。

美味しい魚を食べたいならもちろん、冷蔵状態での保存期間を延ばしたい方は是非参考にしてみてください!


結論:魚を締める道具10選を「工程順」で一覧

工程道具優先度
釣る前の準備水バケツ◎鬼締めなら必須
釣る前の準備ペットボトル氷★必須
STEP1 脳締めフィッシュピック★必須
STEP1 脳締めフィッシュグリップ○真鯛なら必須
STEP1 脳締めグローブ
STEP2 血抜きナイフ(サビナイフ9)★必須
STEP2 血抜きストリンガー
STEP3 神経締め神経締めワイヤー◎大物ほど効く
STEP4 鬼締めクーラーボックス★必須
STEP5 運搬フィッシュバッグ○磯・険しい釣り場

全部を一度に揃える必要はありません。★必須の4つだけで「脳締め→血抜き→冷やす」までできます。

では、締めの流れに沿って見ていきましょう。

最初の道具は、まだ魚を釣る前に登場します。


【釣る前の準備】勝負は半分ここで決まる

1.【水バケツ】冷海水は「釣る前」に作っておく

水バケツで冷海水を作っている様子

※写真のバケツ(幅24cm)は廃盤。以下が近いものです。

▼使う時
・鬼締めの事前準備(冷海水づくり)
・血抜き(小さい魚)

いきなりですが、質問です。釣った魚を冷やす「冷たい海水」(冷海水)、いつ作りますか?

答えは、釣る前。釣ってから作っていては遅いんです。

鬼締め(あとで詳しく話します)に使う冷海水は、手を入れていられないくらい冷たくしておくのが理想。そこまで冷えるのに時間がかかります。

僕は大抵、釣りをする前に海水を汲みやすい場所か、なければ途中の漁港まで行って汲んでいます。その時に大きめの水バケツがあると良いですよ!


2.【ペットボトル氷】真水を出さない氷。使い始めて約9年

クーラーボックスに入れたペットボトル氷

※炭酸水のペットボトルがかたくて使いやすいです。

▼使う時
・鬼締め
・保冷

普通の氷には、致命的な弱点があります。溶けると真水が出ること。

海水魚が真水に浸かると、身が水っぽくなってまずくなります。コンビニの袋氷も、魚のヒレで穴が空いて水浸しになることがある。

だから僕はペットボトル氷。真水が出ない。穴も空かない(9年使って一度もありません)。

そして冷海水を作る時の冷却装置としても活躍します。塩分濃度が変わらないのがキモ!

準備ができたら、ここからが本番。釣れたその瞬間、最初の数十秒の勝負です。

※海水氷(海水+氷)でも、浸けて冷やした後、1時間以内くらいに取り出すのであれば大丈夫です。


STEP1:【脳締め】最初の数十秒で動きを止める

3.【ダイワ フィッシュピック】刺すだけの棒をなめるなよ!

ダイワのフィッシュピックで脳締めしている様子

▼使う時
・脳締め
・小さい魚の血抜き
・頭に穴を空ける(神経締めの下準備)

魚が暴れるほど、身は傷み、旨みが減ります。だから最初にやるのは脳締め。その必需品がこれです。

青物みたいにバタバタ動く魚なら、エラ蓋の線の端(エラ蓋の線と側線の交点)あたりを刺して一瞬で動きを止める。
あまり暴れない根魚なら、目と目の間から刺して、余計な穴は作らない方がいいです。

このダイワのフィッシュピック、何百匹も刺してきましたけど、未だ曲がっていません。先端が丸まったら、たまに研ぐくらい。

小さい魚なら、これ1本でエラの膜を切って血抜きまで済ませることもあります。


4.【フィッシュグリップ】素手で掴むな。特に真鯛

フィッシュグリップで魚を掴んでいる様子

▼使う時
・脳締め、血抜き時の保持
・ストリンガーに付け替える時
・真鯛対策

真鯛を素手で締めようとした人の末路、想像できますか?たぶん、指、潰されます。

真鯛の噛む力は半端ないです。絶対に口の中に手を入れないでください。

そこでフィッシュグリップ。僕は2本を使い分けています。

ライトゲームでは「アルカジックジャパンLGグリップ」。アジを締める時、手を汚さずに済みます。細くて携帯しやすく、魚を傷つける部分も少ない。

ガチな釣りでは「ダイワSC285」。口が広がりにくく、耐久性もあって、9キロのヒラマサもがっちり掴めましたね。


5.【5フィンガーグローブ】ヤスリ状の歯にゾリゾリやられる前に

5フィンガーグローブをはめて魚を処置している様子

▼これ、気に入っています。

▼冬季はこれ、気に入っています。

▼使う時
・全ての締め作業時(手の怪我を防ぐ)

青物のヤスリ状の歯を舐めないでください。シーバスもヒラスズキもそうです。
僕は普通に手の皮をゾリゾリにされたことがあります。

それだけならまだいい。
その魚を持ち帰った後に待っているのは、料理。

酢なんて使った日には、沁みますよ~。ゾリゾリの手の皮に酢。想像もしたくないです…

なので魚を締める時は、必ずといっていいほどグローブをはめています。

さて、動きが止まりました。
次は、美味さを左右する工程です。


STEP2:【血抜き】美味さを左右する工程

6.【Gサカイ サビナイフ9】背骨付近の血管を切るナイフの頂点

サビナイフ9で血抜きしている様子

▼使う時
・血抜き
・尻尾を切る(神経締めの下準備)

血抜きの良し悪しは、ナイフで決まります。

サビナイフ9の鎌状の刃先は、背骨に沿うようにナイフを引き抜けます。終始、刃が骨に当たっている感覚を持てる。これが処置しやすいんです。

手元側の波刃もナイス。頭からの神経締めがうまくいかなかった時、尻尾からに切り替えるんですけど、これなら押し切らずに何度か引けば骨が切れます。

そして最大の長所。錆びない!マジで錆びない!

僕は道具の扱いが雑で、血がついたまま放置すること、多々あります。それでも錆びない。海で使うナイフにとって、これ以上の安心はないです。

鋼の包丁より柔らかい金属なので「全ての刃物の頂点」とは言いません。けど、背骨付近の血管を切るナイフとしては、僕の中で頂点です。


7.【ストリンガー】血抜き中の魚を、海に預けておく

ストリンガーで魚をキープしている様子

▼使う時
・高い足場での血抜き処置
・回復させて死後硬直を遅らせたい時
・真鯛対策

釣った魚、可能であれば一度回復させましょう。一度回復させると死後硬直のタイミングが遅くなるのを、アジで確認しています。

その時に繋いでおくのがストリンガー。足場の高い場所での血抜きでも、これに繋いで海水に浸せます。

僕は2タイプ。5kgくらいまでは金属タイプ、それ以上はワイヤータイプ。ロープは草刈機のナイロンコードで自作しています。

そして例の真鯛対策にも。口の中に手を入れずに処置するためにも、ストリンガーを持っておきたいです。

▼僕が使っているストリンガーセットはこちら

血は抜けました。でも実は、身の中ではまだ「旨みの消耗」が続いています。


STEP3:【神経締め】旨み(ATP)の消耗を止める

8.【神経締めワイヤー】痙攣が止まる=旨みが残る

神経締めワイヤーを使っている様子

▼使う時
・神経締め

脳締め血抜きした後の魚でも、しばらくすると痙攣していることがあります。20cmのアジで確認しています。

この痙攣の正体は、筋肉のエネルギー=身の旨みになるATPの消耗。つまり、放っておくと旨みが減り続けるんです。

それを止めるのが神経締め。やると、身の痙攣がピタッと止まりますからね。大きい魚こそ是非やっておきたい。

僕が主に使うワイヤーは3種です。

処置はこれで完了。あとは「冷やす」と「運ぶ」。ここで手を抜くと、全部が無駄になります。


STEP4:【鬼締め】冷海水で一気に冷やす

9.【クーラーボックス】保冷力を取るか、軽さを取るか

釣り場に持参した20Lクーラーボックス

▼使う時
・鬼締め
・保冷

鬼締めとは、冷たい海水(冷海水)で魚の身を一気に冷やすこと。準備編で作った冷海水とペットボトル氷が、ここで活きます。

その舞台がクーラーボックス。これがないと、全ての処置が無駄になります。

選び方には1つだけ落とし穴があります。「高い=正解」ではないこと。

値段が高いものは保冷力が高い。けど、重い。釣りの状況によっては、重さがデメリットになります。結局は一定の時間、魚の冷却や保冷ができればいいわけです。

僕の使い分けは3つ。

  • 車に置いておく用:真空パネルの保冷力高め大型(40Lクラス)
  • 釣り場に持参する用:保冷力より軽さ重視の20L
  • 今日は根魚しか釣らないぜ!って時:ちょっと保冷力のある26L

釣る魚のサイズと、釣りの状況にあった性能のものを選び抜こう!

因みに最近、この3つ目の「26L」枠は、ダイワの「ライトトランクα24L ZSS2400」(6面真空モデル)に置き換わりました。

24Lクラス最強の保冷力「KEEP98」。真夏の炎天下の車内でも氷が保つので、入れ替えや補充の手間が激減しました。使う氷も少なめで済むから、鬼締めとの相性も抜群です。


STEP5:【運搬】最後まで気を抜かない

10.【フィッシュバッグ】処置後の魚は熱い。1分でも早く冷やせ

フィッシュキャリーバッグを背負って運搬している様子

▼使う時
・鬼締めの効果をより高めたい時
・車から釣り場までの距離が遠い時

締める道具とだいぶ距離があるものじゃん!と思ったあなた。時間経過をなめちゃあかんです。

脳締めや血抜き処置をした魚は、体温が急上昇するという情報があります。
自分が怪我をした時、その部分って熱くなりますよね。魚も同じだと思うんです。

つまり処置後は、できるだけ早く冷やさなきゃ!です。

手持ちと、背負って運ぶの、どちらが機動力が上か。明らかにフィッシュバッグです。険しい場所を通る釣りなら、なおさら。

おい隆、それなら身体を鍛える方が効果あるんじゃね?って声が聞こえてきました。まさにその通り。道具に頼るだけでなく、筋トレもお忘れなく!


よくある質問(FAQ)

Q.最低限そろえるなら、どれを買えばいいですか?

フィッシュピック・ナイフ・クーラーボックスの3つですかね。これで「脳締め→血抜き→冷やす」までできます(氷は袋に入れたものでも代用できます)。神経締めワイヤーは、大きい魚を釣る人から順に追加でどうぞ。

Q.ナイフ1本だけでも魚は締められますか?

できなくはないです。ただ「時間」「スピード」「効率」が落ちるので、その分、魚が傷みやすくなる。ピックとの2本持ちを強くおすすめします。

Q.氷はコンビニの袋氷や板氷じゃダメですか?

使えますが、溶けた真水に魚が浸かると身が水っぽくなることがあります(海水魚の場合)。袋氷はヒレで穴が空くことも。真水が出ないペットボトル氷が安心です。記事中にも書きましたが、冷やして取り出す作業ができるなら海水氷でもいいです。

Q.神経締めは絶対に必要ですか?

小型魚なら脳締め・血抜き・鬼締めだけでも十分美味しいです。ただ、脳締め後も身の痙攣でATP(旨みのもと)が失われていくので、大きい魚ほど神経締めの効果があるかなと思います。とするも、味の違いは僕にはわかりません。保存期間は伸びているかなと思いますけど。

Q.真鯛を締める時の注意点は?

絶対に口の中に手を入れないこと。噛む力が半端なく、指を潰されかねません。フィッシュグリップとストリンガーで、手を入れずに処置しましょう。


本記事のまとめ

魚を締める道具おすすめ10選、ふり返りはこちらからどうぞ。

これらを使って、釣った魚のクオリティ、上げていきましょう!

因みに、持ち帰った後、冷蔵保存期間を延ばすために「究極の血抜き」などの処置をすることもあります。その時に使う道具や、実例の記事もありますので、参考にしてみてください!

また、本記事とほぼ同じ内容の動画もありますので、よかったら見てみてください。

お読みいただきありがとうございます。

よい釣りを!
釣りキチ隆(@takashyman)でした!

▼本記事で紹介したもの