こんにちは!釣りキチ隆(@takashyman)です!
ある釣行でキジハタを釣りました。
参考釣行記
「デイゲームにてキジハタをキャッチ!ラン&ガンが功を奏す。(2018年10月上旬、唐津・呼子方面)」
それでそのキジハタ、今やYouTubeでも話題になっている津本光弘さんの処理法(血抜き等)を参考にして処理してみました。
因みに津本光弘さんの事は以前こちらの記事にまとめましたので合わせて参考にしてみて下さい↓
「魚の脳締め、血抜き、神経締め、保存、熟成の事なら「究極の血抜きの津本光弘」さんのYouTube動画がおすすめ!」
それで今回は、津本光弘さんの処理法を参考にする中で、僕自身初めて「津本式ノズル」を使っての血抜き処理もしてみたのです。
(下記写真の先端の金属部です)
徹底的に血を抜く感じです…
その模様を本記事に釣った時の処理〜血抜き〜捌くまでをまとめます。
釣った魚は美味しく食べたいものですよね!
是非参考にしてみて下さい!
また、津本式の本も出版されてます!
是非ご確認下さい!
↓
もくじ
釣り現場での処置。
釣ったキジハタはこちら。
釣り現場では脳締め、血抜き、神経締めを行う。
- 脳締め→目と目の間の少し上のあたり(眉間辺り)から背骨付近までナイフで刺して脳締め。
- 血抜き→魚の右側のエラ付近の膜を切り、背骨付近までナイフを入れて血を抜き、更にタイドプールに7分前後浸けて血を抜く(魚の心臓の血圧で抜く感じです)。
- 脳締めをした時の眉間付近の差し口から、神経締めワイヤーを使い神経締めをする。
脳締め、血抜き、神経締めを行う理由。
- 脳締め→無駄に暴れて魚の身を痛めさせない為。
- 血抜き→魚の身に出来るだけ血が回らない様にする為。
- 神経締め→魚の身を更に動けなく(リラックスさせた状態に)する為。脳締め後、しばらくすると痙攣するらしく、それにより身を痛めない為でもある。また、死後硬直を遅らせる事が出来るので、身の痛みを防げる。因みに魚の身は死後硬直後に痛み始める、という情報もあり、神経締めによる利点は多い為。
自宅での処置、血抜き〜寝かすまで。
津本式ノズルを使っての血抜き。
尾ビレの方の背骨を切り、その背骨の下側にある血管の血を津本式ノズルを使って水道の水圧で抜きます。
後述する水道ホースを使っての血抜きだけでも(究極の血抜き)充分血は抜けるのですが、このノズルでの血抜きをやっておくと、身の鬱血をより防ぐ事が出来るのです。
※因みにこのノズルで背骨の上側の穴から神経を抜く事も出来ます。神経は残っていても特に問題はないと思いますが、余計なものでもあるので抜いておいた方がいいでしょう。
水道ホースを使っての血抜き(究極の血抜き)。
釣り現場で血抜きの為に切った右側のエラ付近の膜の切り口から水道ホースを入れて、水道の水圧で血を抜きます。
前述の津本式ノズルで血抜きをした背骨の下側にある血管から血が出てくる感じです。
因みに、この血抜きは水圧で魚が膨らむ感じになり、血合い付近の皮と身の間の血も抜く事も出来ている様ですね。
内臓をとってブラシでこする。
お次は内臓を取ります。
腹を包丁で胸ビレの手前まで切ります。
エラ周りを切り、エラを引き抜きながら内臓も引き抜きます。
この時、肛門に繋がっている腸を予め切って置くとうまく引き抜けるみたいです。
(今回は忘れていましたが、うまく引き抜けました。)
そして背骨に隣接している血合い付近の皮を包丁で切って、流水とともにブラシを使って腹の中や背骨付近を綺麗にします。
僕は100均のブラシ使ってますね。
こんな感じになりました。
水気をよく拭き取り、腹にペーパーを詰める。
そして腹の中にペーパーを詰めます。
僕は腹側と首付近にキッチンペーパーを1枚ずつ入れました。
キッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れ、真空状態に…
僕は真空状態にする時に、30cmくらいの長さの水道ホースを使って、口でビニール袋の空気を吸い上げて真空状態にしています。
寝かせたキジハタを捌くまで。
2日間寝かせたキジハタ、流石の津本式ノズルを実感!
冷蔵庫で2日間寝かせたキジハタはこちらです。
なんと!!!
僕はこれまでにも、この水道ホースでの血抜き(究極の血抜き)をやってきましたが、この尾ビレ付近は血がにじんでいる事が多かったのです。
が!
今回はほとんど血がにじんでいませんでした!
流石、津本式ノズルによる血抜きですね!
袋から取り出し、ペーパーを取り除いてみると、こんな感じです。
やっぱり尾ビレ付近の血、しっかり抜けていた様です。
すごく綺麗…
胸ビレを割って、腹の内側、背骨付近をブラシでよくこする。
塩を使い、ヌメリを取る感じで洗い、水気をよく拭き取る。
流水でも大丈夫だとは思いますが、僕はヌメリ取りに塩を使ってます。
外側も内側も口周りとかも全部に塩を塗り、洗い流します。
3枚におろし、カマを取り、頭も割ってみる。
気になる背骨の下側付近の血は…
ほんの少し(赤い矢印の部分)だけ残っていましたが、かなり抜けていた、と言っても良いのではないかと思います。
因みに今回このキジハタを捌くのに使った包丁は「藤次郎 プロ DPコバルト合金鋼割込 骨スキ 150mm」の1つだけでした。
初めて使いましたが、すごく使いやすかったですよ!
錆びに強いステンレス製なので、錆びる事に気を使う事なく快適でした!
まとめ
釣り現場ででの処置。
- 釣り現場では脳締め、血抜き、神経締めを行う。
- 脳締め、血抜き、神経締めを行う理由。
自宅での処置、血抜き〜寝かすまで。
- 津本式ノズルを使っての血抜き。
- 水道ホースを使っての血抜き(究極の血抜き)。
- 内臓をとってブラシでこする。
- 水気をよく拭き取り、腹にペーパーを詰める。
- キッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れ、真空状態に…
寝かせたキジハタを捌くまで。
- 2日間寝かせたキジハタ、流石の津本式ノズルを実感!
- 胸ビレを割って、腹の内側、背骨付近をブラシでよくこする。
- 塩を使い、ヌメリを取る感じで洗い、水気をよく拭き取る。
- 3枚におろし、カマを取り、頭も割ってみる。
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最後にひと言。
口の中で、魚の身の味を隅々まで味わう事が出来た感じです…
その食レポも記事を改め、まとめますね。
※「津本式ノズル」は、アマゾンでの販売を予定しているとの情報がありますが、本記事投稿時現在、まだ載っていません。
因みに、その他の入手方法は津本光弘さんのFacebookを辿ると購入出来る感じです。が、在庫が少ない様で、ちょっと入手困難な様です。
関連アイテム
津本式の書籍↓
一応、これでも血抜き処理出来るとの事ですが、こちらのノズルだと、強度があまりない様で曲がりやすいとの事です↓
魚を捌くのに使いやすいステンレス包丁↓