青物タックルおすすめ

青物PEラインの選び方とおすすめPEラインまとめ。メーターまでのブリ、ヒラマサ、カンパチ狙い。(ショア)

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こんにちは!釣りキチ隆(@takashyman)です!

本記事ではショア(岸)で使う、青物用PEラインの選び方を解説します。

僕自身その選び方で青物を釣っていますし、様々な状況で選び抜くときにも役に立っています。

選び方のポイントは「太さ」「長さ」「撚り数」の3つ。

  • 太さは4つの要素を考慮して選ぶ
  • 長さは2つの要素を考慮して選ぶ
  • 撚り数は8本(8ブレイド)以上が望ましい

です。

記事後半では僕の場合の具体例と、実際に使っているおすすめPEラインもご紹介します。

因みに主なターゲットして、ワカシ、イナダ、ワラサ、ブリ、ヒラマサ、カンパチ、カツオ系、サゴシ、サワラ、マグロ…、など幅広く想定。

あなたが使うべきPEラインにたどり着く手立てとして本記事が役に立ったら嬉しいです。

※本記事は2021年10月に編集しました。

青物PEラインの太さの選び方、4つの要素を考慮して選ぶ。

▼4つの要素

  1. ルアーの重さ
  2. ターゲットの特徴(サイズ、泳ぎ方)
  3. 釣り場の状況
  4. 釣り人の身体能力

※僕の場合は「0.6〜5号」の範囲内で選んでいます。

それぞれ解説します。

1.ルアーの重さ

よくヒットするルアーor使いたいルアーの重さで、選ぶべき太さが見えてきます。

▼プラグ

  • 5〜20g →0.6〜0.8号
  • 7〜35g →1〜1.2号
  • 10〜40g →1.5号
  • 20〜80g →2〜3号
  • 40〜120g →3〜5号

▼メタルジグ

  • 5〜30g →0.6〜0.8号
  • 7〜40g →1〜1.2号
  • 10〜60g →1.5号
  • 20〜100g →2〜3号
  • 40〜150g →3〜5号

PE1.5号で100g(ジグ)も使えなくありませんけど、PE2号に太くしても飛距離はそこまで変わらないと思います。

それならば、PE2号でよりパワーファイト出来る事にメリットをもたらしておいた方がキャッチ率を上げられますね。

また、例外的にPE5号で25gのプラグを使う時もあります。

けど、よく使うルアーが25g前後なら、PE1.5〜2号を選んだ方がメリットは大きくなりますね。

2.ターゲットの特徴(サイズ、泳ぎ方)

ターゲットのサイズで太さが見えてきます。
※ブリ系の青物なら以下の基準くらいがおすすめです。

  • 〜40cm→0.6〜0.8号
  • 〜50cm→1〜1.2号
  • 〜60cm→1.5号
  • 〜80cm→2号〜3号
  • 〜90cm→3号〜
  • 100cm〜→5号〜

ファイト時に根を走る特徴のある魚を狙うなら、より太め。
※ブリ系は横、ヒラマサは根を走る傾向にある。
よって、ヒラマサを狙うならより太め。

  • 80cmのブリ →2号〜
  • 80cmのヒラマサ→3号〜

60cm以上を狙うなら、PEは2号以上とかでしっかりファイト出来るものを選びたいですね。

ブリ系に関しての太さの基準は、実際に90cmクラスのブリを釣った時の僕の経験を元にしています。

その時に使っていたPEラインについての感想をまとめた記事がありますので、よかったら参考にしてみて下さい。

3.釣り場の状況

  • ファイトに時間をかけられる「堤防」とかであれば細くても。
    例:80cmクラスのヒラマサ狙い
    →1.5号でもいけるかも…
  • ファイトに時間をかけられない「磯」とかであれば太め。
    例:80cmクラスのヒラマサ狙い
    →5号とかで強引なファイトをしたい。

ファイトに時間をかけられる釣り場なら、より細いPEラインを選んだ方がメリットが多くなります。

小さいルアーが使いやすくなり、狙える魚の幅が広がりますので。
(スレた魚には小さいルアーが有効な時も多いです)

それに、よりライトなタックルを使う事ができ、釣り人への負担も減らせますからね。

一方、ファイトに時間をかけられない釣り場では、PEラインはより太くするべきです。

太くすれば軽いルアーは使いづらくなりますけど、そういった釣り場では軽いルアーを使う事は諦めましょう。

目的はキャッチです。

ヒットさせる事ではありません。

ラインブレイクしてロストしたルアーとラインはゴミになり、環境負荷にもなります。

基本オーバースペックなくらいの太さを選びたいですね。

4.釣り人の身体能力

  • ドラグをフルロックしてもファイト時に体が持って行かれないかどうか。
  • よりゴツいタックルが扱えればより太くできる。
    例:ルアーウェイト60gクラスのロッド →PE2号
    例:ルアーウェイト100gクラスのロッド→PE5号

僕の場合はPE5号でドラグフルロック状態で、80cm5キロ以上とかの魚とファイトするのには危険を感じます。

ヒラマサだったりしたら身体を持っていかれてしまいそうな予感がします。

僕には止められる筋力があるとは思えません。

つまり僕の場合は5号以上のPEラインは危険というか、デメリットが多くなると考えられ、それ以上の太さを使うのは意味がないと思うのです。

例えば、PE8号とか太いPEラインを使ってても、ファイト時にドラグズルズル状態ではラインのパワーを活かせているとは言えません。

太ければ根ズレ対策になりますけど、太くした分のデメリットも増えます。

ルアーの飛距離が出しづらくなったり、リールも大きく重くなって、操作するのも大変になりますからね。

疲れてしまい、魚を狙う時間、釣行時間自体も短くなってしまいます。

自分の身体能力とPEラインの引っ張り強度を考慮して太さを選びたいものです。

※根ズレ対策として、釣り場で釣りをする前に「ラインブレイクされにくい場所」「ランディングしやすい場所」を決めておくことをしています。

PEラインの太さに関してのポイントをおさえておきましょう。
↓ ↓ ↓

▼太くするべき状況

  • 重いor大きいルアーがヒットルアーの場合
  • 狙う魚のサイズが大きい場合
  • 根を走る特徴の魚の場合
  • 釣り場がファイトに時間をかけられない磯

▼細くするべき状況

  • 小さいor軽いルアーがヒットルアーの場合
  • ルアーの飛距離が必要な場合
  • 釣り人の身体能力的に太さの強度が扱えていない場合

青物PEラインの長さの選び方、2つの要素を考慮して選ぶ。

▼考慮したい2つの要素

  1. ルアーの飛距離(どれだけ飛ぶかという事)
  2. 釣り場の水深

▼具体例

※僕の場合は「150〜300m」の範囲内で選んでいます。

  • PEライン150m
    ・100mは飛ばないルアーを主に使う時。
    ・4、50cmクラスの青物を堤防とかで狙うなら。
  • PEライン200m
    ・飛距離100m飛ぶルアーを使う可能性が高い時。
  • PEライン300m
    ・水深のある釣り場
    ・水深が分からない釣り場に行く時に用意しておきたい長さ
    ・大型サイズ狙い
僕が選ぶなら
・150m
・200m
・300m
の3種類です。

▼150mを選ぶ時

150mの長さを使う時は、狙う魚のサイズも小さめ、かつ釣り場が堤防とかのライトな状況と限定的です。

▼200mを選ぶ時

狙う魚のサイズもより大きく、使うルアーもより飛ぶものなると150mだと不安です。

近頃のルアーはプラグでも飛距離が出ます。

無風時、40gのプラグでも70m近く飛ばせるルアーもありますね。

追い風なら100m飛ばせる時だってあるでしょう。

その時、ラインスラックが出ている事を考えれば、120mくらいラインが出ていると予測。

もしその時、ルアー着水直後に魚がヒットしたら、残りは…

と考えると、僕としては150mの長さでは不安。

200mあると安心だな…っていう感じです。

▼300mを選ぶ時

メタルジグでのショアジギングをする場合、PEラインの長さが200mでは足らなかった事があります。

なので、釣り場の水深が分からない場合は長いPEラインを巻いておきたいですね。

また、大型サイズを狙うなら300mあると安心感を持てます。

大型サイズ…つまりは貴重な1尾となります。

かつ、それがホントに大きくて、とんでもなく走るやつだったら…

是非とも釣りたいですよね。

そこで300mあると安心だなという感じです。

でも、これまでの釣行を振り返ってみても、300m以上欲しいと思った事はありません。

長くて300mです。
※因みにショア(岸)からの場合の想定になります。

撚り数は8本(8ブレイド)以上が望ましい。

この項目は僕の実体験を元にした印象になります。

撚り数に関しての特徴

▼撚り数が多い事による利点

  • キャスト時の耐摩耗性に優れている
  • 滑りが良く飛距離が出やすい
  • 磨耗してきた時の繊維のササクレが短い

▼撚り数が少ない事による利点

  • 価格が安い

因みに撚り数が少ないという事で、1本の繊維が太く、根ズレ等に強いという情報を見かけた事があります。

けど、僕個人的にはその実感はありません。

岩で擦れれば4本撚りも8本撚りも同じ様に切れる印象があります。

それに、撚り数が少ない事で、磨耗してきた時の繊維のササクレが長い事を確認しています。

ルアーの飛距離への影響が充分考えられますね。

以前は4本撚り(4ブレイド)のPEラインを使ってました。

それでも90cmクラスのブリも釣った事があります。

けど、それは過去の話し。

現在は8本撚り(8ブレイド)以上のPEラインが良いなと思ってます。
(本記事は2021年10月に編集しています)

実際には8本撚りのPEラインをよく使っていますね。

8本撚り未満を使うなら…

少ない撚り数、4本撚りとかのPEラインを全く使う時がない、とは言い切れません。

以下の様な時は、少ない撚り数のPEラインに利点があります。

  • バックラッシュって何?っていう経験値の状態の時。
  • 歯の鋭い魚がウヨウヨしているのが分かっている時。

少ない撚り数のPEラインの利点の「価格が安い」を活かせますね。

切ったPEラインは、途中でPEライン同士で結んで使う事はできない、と言っていいでしょう。

結んだところの強度は極端に落ちているからです。

PEラインを傷つけられる確率、切る事になる確率が高い時は高価なPEラインは選びたくないですね。

PEラインの太さ(号数)と長さ別の具体例

僕が青物狙いで使うPEラインの太さと長さの僕の場合の具体例です。
(2021年10月現在)
0.6号150m堤防で〜50cmまでのサイズを想定、と限定的だが、よく使う。
0.8号150m磯で、〜40cmのイナダの実績があるが今は使っていない。
1号150mほとんど使っていない。
1.2号150m80cmクラスのブリの実績があるが今はほとんど使っていない。
1.5号150m〜70cmのブリ系狙いで堤防なら使うかなというところ。
2号200m〜80cm青物狙いで磯でよく使う。
2.5号300m〜80cm青物狙いで磯で使う時がある。
3号300mほとんど使っていない、これなら5号を使う。
4号300mほとんど使っていない、これなら5号を使う。
5号300m100cmクラスまでの青物を想定してよく使っている。

僕の場合は、

  • 0.6号150m
    スーパーライトショアジギング系
  • 1.5号150m
    ライトショアジギング系
  • 2、2.5号200〜300m
    色々狙える少し強めのマルチタックル
  • 5号300m
    ガチタックル

と大きく4つ程に使い分けている感じでしょうかね。

青物PEラインのおすすめはこちら

エックスブレイド アップグレード X8

メーカーサイトページはこちら

これの前のモデルと思われる「G-soul X8 UPGRADE」を僕は何年も前から愛用していました。

なので、それのニューバージョンとなれば当たり前にこれを選んじゃいますね。

「G-soul X8 UPGRADE」と比べると、張りが少し強くなって、滑りが良くなった感じでしょうか。

張りがあることで、ノットが組みやすい。

滑りが良いから、ロッドガイドとの干渉も少なく、キャスト時の磨耗にも強い感じです。

僕はこのシリーズの「0.6号150m」「1.5号150m」「2号200m」を使ってます。

エックスブレイド スーパージグマン X8

メーカーサイトページはこちら

10mごとに色が変わるタイプ。

ルアーの飛距離や水深とかを測るのに意外に役立ちます。

僕はこのシリーズの「2.5号300m」「5号300m」を使ってます。

シーガー PE X8

メーカーサイトページはこちら

8本撚りなのに、低価格で販売されている事も。

なので自分に合う号数を、まず試す&探すのに役立ちます。

僕はこのシリーズの「5号300m」を使っていました。
(現在は前項目の「スーパージグマンX8」を使ってます)

ラパラ ラピノヴァX マルチゲーム

4本撚りPEラインならこれですかね。

他にも安い価格のものはあると思いますが、僕がこれを紹介するのは、理由があります。

このラインで、90クラスのブリを釣った実績があるからです。
参考記事はこちら

現在はほとんど使わなくなったものの、サゴシ狙いだけの時とかは使いたくなりますね。

参考:PEラインをリールに巻く時のおすすめアイテム

これなしにラインを巻く事は考えたくないです。
  • リールにラインを巻く。(テンション調整可)
  • リールに巻いてあるラインを空スプールに回収する。
  • ラインを裏返す。
  • 下巻きをピッタリ巻く。

以上の事が容易にできる優れものです。

※上記写真のリールに付いているロッドグリップはオフショア用のロッドのものを使ってます。

▼使い方をまとめたインプレ記事がありますので、良かったら見てみてください。

上記のリンク記事内に「ラインの裏返し」と「下巻きをピッタリ巻く方法」もまとめてありますが、そのやり方だけを見たい方は以下の記事を参考にしてみてください。


本記事のまとめ

要素からの選び方は様々な状況に対応できます。

新たな状況に出くわした時も微調整できますし、その微調整も面白い。

それに、選ぶ理由を把握していると、使ってて心地良いです。

あなたが使うべきPEラインにたどり着く手立てとして、本記事が役に立ったら嬉しいです。

お読みいただきありがとうございます。

どうも、釣りキチ隆(@takashyman)でした!