こんにちは!釣りキチ隆(@takashyman)です!
今回は磯、ロックショアで活用したい、ヒラスズキが釣れるルアーキャストタイミングのご紹介です!
ヒラスズキ釣り歴10年くらいの僕が、サラシを目の前にした時に役立てている内容です。
これこれこういう理由で、コレのアレのソレだから、このタイミング投げるんだ!
っていうように理由を明確にした行動を重ねるからこそ、人は成長するんです。
例え、その行動によって釣れなかったとしても、それは全部が全部、失敗ではありません。
その行動なら釣れないことが分かった、というデータを「入手」していることになり、次の釣りに活かせる、という意味では成功と言えますからね。
何も考えずにルアーキャストした場合だと、入手できるデータは極端に少なくなるので、次の釣りに活かせる要素も少ないのも簡単に予測できます。
ヒラスズキはサラシで釣れる、って聞くけど、釣れねえじゃん。
以上、で終わり…
そうならない為にも、この記事を参考にしていただけたらと思います。
経験者なら頭の中の整理、未経験者ならぜひ釣り場でご活用ください!
また、本記事とほぼ同じ内容の動画があります。
動画の方が理解しやすいところもあると思いますので、良かったら、動画もご活用ください。
でも、じっくり文字&写真で見たい方はこのまま読み進めてみて下さい。
もくじ
ヒラスズキがサラシで釣れるルアーキャストタイミングおすすめ5選
1.サラシとクリアウォーターの境目ができている時
僕にとってはこれまでで1番の釣果を出していると言っても過言ではないくらい釣っているルアーキャストタイミングです。
真っ白なサラシの中、もしくは透明なクリアウォーターを通すよりは、その境目を通すと釣れる&釣れたことが多いです。
ルアーがサラシの泡の中に隠れたり、出てきたり、するような状態を作れると釣れる感じですね。
境目、つまりは壁ともいえます。
自然界、あらゆる生物にとって壁は「捕食場」、釣り用語だと「フィーディングスポット」となっていることが多いです。
どんなに速く逃げ回られても、壁に追い詰めていれば捕まえやすいですよね。
例えば陸上選手ウサインボルトさんを思い浮かべてみましょう。
ボルトさんを捕まえたら100万円と設定してみます。
その時、何もない野原でボルトさんを見かけても、まず捕まえられませんよね。
捕まえる気も起きませんよね。
なんのやる気も起きません。
でも、壁に追い詰めていたらどうですか。
捕まえたら100万円。
捕まえる気が起きませんか?
その気持ちをヒラスズキに起こしてやる感じです。
何にもないところにルアーを通しても、追う気にもなれない出不精なヒラスズキ。
でもサラシと「クリアウォーターの境目」という壁にルアーを通すことで、その出不精なヒラスズキに「あれなら食える!」という追う気持ちを持たせる。
って言うようなイメージです。
ヒラスズキはズルい魚です。
本気で泳げばすごく速く泳げるのに、ここぞという時にしかその力は使わない。
確実に食える時にしかエネルギーを使わない。
めちゃくちゃ生産性の高い行動をしていますね。
サラシとクリアウォーターの境目は、ヒラスズキにとってはベイトを食べるのに効率がいい場所、効率がいいとヒラスズキ自身が本能的に思ってしまう場所と予想できます。
ヒラスズキに「あれなら食える!」という気持ちを持たせてあげましょう。
2.根の上にサラシが広がった時
1つ目に紹介したサラシとクリアウォーターの境目を狙って反応がなかった時の2番手として、試したいキャストタイミングです。
僕がヒラスズキを釣りに行く釣り場は、浅いところが多く、深くても7mくらいかなというところ。
ポイントはボトム、底の方に、根、というか岩とかが見えるところ、ですね。
根や岩、釣り用語ではストラクチャー。
そのストラクチャーの上にサラシが広がった時にキャストする感じです。
※上の動画ではイラストと共に解説、ヒットシーンも紹介しています。
前の項目で紹介した「サラシとクリアウォーターの境目を通す」ルアーキャストタイミングでヒットしてこない時は、ヒラスズキは水中に漂っていない状態で、そのストラクチャー付近にいるのでは、と僕は判断しています。
そのストラクチャー付近にいるであろうヒラスズキを釣る、ってことで、根の上にサラシが広がったタイミングにキャストすると釣れる感じです。
僕にとっては、結構な釣果を出しているルアーキャストタイミングです。
ストラクチャー付近、つまりは流れもゆるいとこでしょう。
そんな体力も使わず居られるところに留まって、流れてきたベイト食う…
相変わらず、ズルい魚ですね、ヒラスズキ。
そんなコタツにミカンな奴を釣ってやりましょう!
3.数分に1発くるデカいウネりが来た時
釣り場に入って、ルアーが届くあたりに潮目がある時ってありません?
釣り人、大好き潮目。
潮目って、質の違う海水がぶつかっている感じのところで、ヒラスズキに限らず、色んな魚が釣れる確率が高いところでもあるんですけど、その潮目って、いい潮の時はルアーが岸からでも届く様な近いところにある時があります。
そんな状況を目の前にした時に、数分に1発くるデカいウネりが活かせます。
潮目とサラシのコラボレーションが起きるのです。
その時の僕の脳内は「釣れる!」と期待物質、ドーパミンで満たされます。
ずっと見てしまうショート動画よりも惹きつけられる魔力を感じますね。
デカいウネりなら、できるサラシも大きく、沖まで伸びていくでしょう。
その伸びて行ったサラシが潮目に届くことがあるんです。
そこ!
サラシと潮目が交わっている点。
その点を狙いましょう!
なぜそのタイミングを狙うのか。
イメージとしては、その点の中で身動きができなくなっているであろうベイトの中にルアーを混ぜ込む感じです。
どういうことかと言いますと、潮目とサラシがぶつかっているその点、以外は激流であることが予想できます。
潮目自体に流れがありますし、伸びて行っているサラシ自体も流れのわけなので。
なので、もし、伸びて行っているサラシの中にベイトが含まれていて流されたとしたら、その点でベイトは停滞しますよね。
そこを狙って食っているであろうズルいヒラスズキを釣る感じです。
まぁ、理想は潮目にサラシが届いたその点を狙いたいですけれど、潮目がなくても、元々、沖の方はわりと流れがあることが多いので、デカいウネりによって沖までサラシが伸びた時は、そのサラシの先端は元々あった流れと交わり、ベイトが停滞することが考えられるので、狙う価値はあります。
デカいウネりなら、岸際に居るであろうベイトも押し返す波と一緒に沖に流されることもあるでしょうからね。
数分に1発くるデカいウネり。
それによってできたサラシの先端の「点」は狙い目ですよ。
ただ、その「点」はヒラマサやブリとかの青物もヒットしてくることが多いので、気をつけてくださいね。
4.払い出す流れにサラシが広がった時
ウネりが来たら、押し返しますよね。
その沖に流れていくのを釣り用語で「払い出し」っていうみたいなんですけど、その「払い出し」を狙います。
その時はその払い出しにルアーを通す、というよりは、その払い出しの中でルアーを止めておく、ステイさせておく感じです。
その払い出しって、流れが強いので、ルアーを止めておくだけもルアーはブリブリっと激しくアクションする感じになります。
その、激流の中に突っ込んでくるヒラスズキがいるんですよね。
その瞬間を僕は何度も目にしていますが、すごい泳力、ヒラスズキの泳ぐ力はすごいな、と思わされる瞬間です。
どこで筋トレしてるんですかね?
で、その払い出しにステイさせておく為のルアーキャストタイミングなんですけど、ウネりが押し寄せて払い出すタイミングを見計って、予めルアーをキャストしておく感じです。
払い出しているところにルアーを着水させるのではなく、あらかじめルアーを投げておいて、この辺で払い出すだろなってところにルアーを引いてきて、実際に払い出した中にルアーをステイさせる感じです。
ヒットするまでのイメージとしては、払い出しの流れの中で一生懸命泳いでいるけど、前に進めないようなベイトを演出する感じで、きっとヒラスズキも「あいつなら食える!」とここぞばかりに突っ込んでくる、それを釣る!ような感じですね。
もう少し応用的なことを付け加えると、払い出そうとするとこに、ストラクチャーというか岩とかが、2つあるような場所が僕は好きです。
そんな岩と岩の間の払い出し、さぞかし激流なことでしょう。
でも、それを狙って突っ込んでくるヒラスズキがいます。
なので、払い出しとストラクチャーが組み合わさったところを狙うような釣り方もおすすめです。
かなりな激流でも突っ込んでくるやつ、いますからね。
そんな、パワーでねじ伏せようとするヒラスズキ、釣ってやりましょう!
5.平なサラシができた時
すみません、写真はありません…
平なサラシ、これは流れがゆるいというかモワモワしているサラシで、その状態のサラシはなかなか出会えません。
釣り場の地形や風の影響にもよりますけど、波の高さが2m以上とか荒れすぎているとないですし、1m以下の波とか落ち着いている時も平なサラシは出会えない感じですかね。
僕としては1.5m前後の波の時がよく出会えるかなって感じでしょうか。
どういうサラシかといいますと、ウネりが押し寄せて払い出す…、その払い出しにまた来たウネりがかぶさって、流れが打ち消し合うような時にできるサラシです。
なので、ちょうどいい間隔できた2発のウネりによって出来るサラシとも言えますかね。
その間隔が広くても狭くても、流れを打ち消し合うような状態にはならないので、結構な偶然が重なっていると言えます。
その偶然が重なっている状態のサラシを狙うわけですね。
僕の印象では、モワーっとしている感じです。
どこか一方向に流れがいっている感じじゃなく、強い流れもない感じです。
とは言え、色んな流れが混在している感じ。
そこを狙う訳ですね。
僕の釣果を振り返ると、その平らなサラシでは、ルアーをただ巻きとかで手前に引いてくるよりは、あまり巻かずにラインスラッグを回収する程度か、巻かずに放ったらかしにして、複雑な流れに任せて左右とかにヨタヨタさせて漂わせるとヒットしてくることが多かった印象が強いです。
もちろん、ただ巻きでもヒットしてきたことがありますけど、そのただ巻きはスロー寄りなリトリーブスピードですね。
加えて散々叩いた場所でも、その状態のサラシができた時には、同じルアーでもヒットしてきたことがあります。
ヒラスズキにとっても、そうやってたまに出来る状態のサラシを目の前にするとテンションが上がるんですかね。
このサラシなら出るでしょ!って時に出ない、ってありません?
そんな時は、この平なサラシが出来るまで待って、キャストしてみてください。
釣れない時にこそ試したいサラシの状態です。
本記事のまとめ
ヒラスズキがサラシで釣れるルアーキャストタイミングおすすめ5選
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実のところ、ヒラスズキがサラシで釣れるルアーキャストタイミングはもっともっとあります。
なので、今回紹介したことだけをやるんじゃなくて、今回の内容をあなたご自身で広げて行ってほしいと思っています。
また、「ヒラスズキが釣れるルアーの動かし方おすすめ5選」という記事と組み合わせて参考にしてみてください。
ヒラスズキ釣りの理解がより深まると思います。
また、本記事とほぼ同じ内容の動画もありますので、よかったら見てみてください。
お読みいただきありがとうございます!
Enjoy your fishing!