こんにちは!釣りキチ隆(@takashyman)です!
釣った魚、せっかくなら美味しく食べたいもの。
でも、釣った後の処理の仕方によって、大きく味が変わってしまう事が多いです。
これまで僕はその魚の処理では血抜きはやっていました。
でもこの度、僕は更に魚を美味しく頂く為にと神経締めを覚えました。
魚の神経締めは上田勝彦さんの動画で学びました。
神経締めのやり方だけに特化した動画ではないですが、神経締めの意味も含め、魚の処理の全容がよく説明された動画です。
脳締め→血抜き→神経締め
の順にやるんですね。
動画を拝見すると、魚を傷めない様にスポンジを使う事や、締める前に疲れた魚の筋肉を休ませる事が必要などの事項もあります。
以上の様な事を実際の釣り場でやるのは大変です。
でも、環境が整っていないからと言って何もしないのはもったいないです。
そう環境が整っていなくても、僕は出来るだけこの動画内容に近い処理を心がけていますね。
釣り場で神経締めをやってみて感じた3つの利点。
- 魚を釣った場所から滞在地や車の車内等にある冷えたクーラーボックスまで運ぶのに時間が掛かる時は有効。死後硬直を遅らせる事が出来た模様。
- 釣った魚をあまり保冷力のある物とは思えないクーラーバッグ等で運ぶ時には有効な模様。神経締めされた魚の良い保存温度は5〜10度との情報を見るが、ギンギンに冷やさなくて済むのは良い利点に思う。
- 1.と2.の利点から、クーラーボックス等を携行しにくいハードな磯や、ラン&ガンスタイルの釣りになりやすいサーフ等の場所での魚の処理&携帯するのにはとても有効に思えた。
死後硬直を遅らせられるという事は、生きた身の状態が続いているという事。
単にそれだけの事でも、釣行の内容を左右するくらいの威力がありますね。
もう少し粘って釣り続けるか…
氷はこんなに要らないだろう…
とか。
釣行時間や荷物を減らしたり出来るってかなりの事ですよ。
神経締めの利点に気づいたら、神経締めが必要ない時がある事に気づきました。
それは…
- 釣った魚を直ぐに食べる時。
釣った魚を1、2時間後、もしくはクーラーボックス等で冷やす事が可能な場合はもう+数時間後、とかくらいに食べる様な感じでしたら、この神経締めは必要ないかなと思います。
何度かあった事なのですが、釣り場で魚を神経締めして家もしくは滞在地等へ持ち帰った時に、死後硬直してなく、捌こうとしても鱗が取りにくかった、なんて事がありました。
また、魚の筋肉の旨味成分は死後硬直の段階あたりになると出てくるという情報もあるので、死後硬直もしていない魚はその旨味がないという事も予測出来ますよね。
神経締めの実例
神経締めしてこれは効果があったかなという時の事をご紹介します。
ある遠征釣行で釣ったイナダです。
刺身の色、綺麗じゃないですか?
このイナダは、釣った場所で血抜き、脳締め、神経締めをして、宿に持ちりました。
それで内蔵を取って頭を落とし、新聞紙で包んで袋に入れ、その後は氷&ペットボトル氷をいれたクーラーボックスに入れて自宅に持ち帰って来ました。
それで、釣ってから冷えたクーラーボックスでは保管していたものの、結局1度も冷蔵庫には入れていません。
神経締めをしてから約48時間後に刺身にしました。
歯ごたえがまだ強い感じで、それはそれで美味しかったですが、もう2、3日寝かせても良かった感じでしたね。
これは神経締めの効果があったかなと思った瞬間でした。
まとめ
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本記事は以上の内容でまとめました!
魚を美味しく頂こうとする事、それは魚、その命に対しての礼儀でもあると思うのです。
もっと勉強重ねて行きますよ!
[2020年5月追記]
追記時現在僕は津本光弘さんの処理法も活用しています。
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上田勝彦さんのおすすめ本▼