こんにちは!釣りキチ隆(@takashyman)です!
今回は、ヒラマサの釣り方として無視できない知識を解説します。
「ヒラマサを根魚」とする考えです。
主な釣り場としては、岸(ショア)からでの場合。
僕自身、ただの回遊待ちで時間を無駄にしたくない時や、狙って釣りたい時に役立ってます。
これまで多くの時間を割いて僕が経験してきた具体例も交えて解説しますね。
釣果情報に頼らず、自分で釣り場を見つけたりするスキルの向上とかにも繋げていただけたら嬉しいです。
また、参考として、実際の根魚(アカハタとかキジハタ)や、ブリ系の魚との捉え方の違いも解説します。
是非参考にしてみてください。
もくじ
「ヒラマサは根魚だ」と思う5つの理由
- 一度ヒットしたところでまたヒットする事が多い。
- ボトムが平らなところよりは変化があるところでのヒット率が高い。
- 岸際でヒットする事が割とある。
- ヒット直後に根に戻ろうとする。
- ボイル直後にルアーを着水させてもヒットしない事が多い。
1.一度ヒットしたところでまたヒットする事が多い。
あの時釣れたあの場所に、数日経って行ってみた…
そしたら、ほぼ同じところでまたヒット!
って、根魚釣りではよくある事なのです。
が、ヒラマサでもよくあります。
僕としては、ヒラマサも根魚の様に、居着く場所、居着きやすい特徴の場所があると思えてならないんですよね。
2.ボトムが平らなところよりは変化があるところでのヒット率が高い。
根魚は地形に変化があるところでないと、まず、居ないと思います。
砂地だけのサーフの場合、ほぼ居ませんよね?
居たとしても、少し岩があるところだったりします。
ヒラマサもこの傾向を感じます。
前項目で同じ場所でヒットすると解説しましたが、そう同じ場所でヒットする様な、ヒット率の高い場所のボトムは変化があるところが多いです。
トップでヒットした場所でも、その傾向にあります。
メタルジグとかでボトムをチェックしてみると、大きな岩の様なものがあったり、浅いところと深いところが近くにあったりと、起伏に富んでいたりする事が多いですね。
3.岸際でヒットする事が割とある。
例えばアカハタとかはボトムの根の付近で釣れる事がほとんどですよね。
根という壁(ストラクチャー)を使って、ベイトを食べているんだと思います。
そこでヒラマサはどうか。
「岸際を根」と捉えると、根魚ライクなヒラマサが見えてきます。
岸際や水面という壁(ストラクチャー)を使って、ヒラマサもベイトを食べているのでは?と思うんですよね。
岸から10メートル以内の範囲でヒットした事、僕は結構経験しています。
因みに上の写真はヒラスズキを狙っててのヒット。
岸から2mってところでヒットしました。
4.ヒット直後に根に戻ろうとする。
これはヒラマサをヒットさせた事がある、多くの釣り人が体験している事ではないでしょうか。
僕の場合、これまで釣ってきたヒラマサはほぼ100%、ヒット直後は根の方に走ろうとしましたね。
トップでヒットしたとしても、根というか、ボトムの方にすごい勢いで泳いで行く…
まさに根魚ですよ。
アカハタやキジハタとかも、ヒット直後のワンダッシュ、すごい勢いで根に戻ろうとします。
つまり、ヒラマサも定位置がボトム付近ではないかという事。
捕食したら、例え水面付近での捕食であったとしても、直ぐに定位置であるボトム付近に戻ろうとする習性があるのでは?と思うんです。
おかげで、毎回ショックリーダーはゾリゾリされますね。(上記写真)
5.ボイル直後にルアーを着水させてもヒットしない事が多い。
ドカン!
っと突如、目の前で起きた単発ボイル。
ヒラマサだ!っとすかさずルアーをボイルした付近に着水させたのに、無反応…
っていうの、僕は100%に近い確率で経験しています。
連発しているボイルの中に着水させてヒラマサがヒットしたはありますが、ドカン!と単発ボイルでのヒットはないですね。
これ、ドカン!と出た後、ヒラマサはボトムまで戻って行こうとしている…
だから、ボイル直後にルアーを着水させてもヒットしないんだと思います。
前項目で解説した「ヒット直後に根に戻ろうとする習性」も含めると、ヒラマサの定位置は、根、ボトム付近では?と思えてならないのです。
参考:ヒラマサと実際の根魚(アカハタやキジハタ)と違うところ
▼ヒラマサと実際の根魚(アカハタやキジハタ)と違うところ
- フィーディングスポット(餌を食べる場所)が物理的に違う
アカハタはほぼボトム付近でヒットします。
一方、ヒラマサはトップ(水面)でヒットする事が多いです。
明らかに餌を食べている場所が物理的に違いますよね。
でもボトムや水面などの「壁(ストラクチャー)付近で食べる」という特徴はアカハタもヒラマサも同じだと思います。
アカハタは根という壁を使って隠れながらか追い込む感じで食べる。
ヒラマサは水面という壁に追い込んで食べる感じです。
そして、アカハタの定位置はボトム。
ヒラマサもボトム付近が定位置と予測。
つまり、ヒラマサは水面付近をフィーディングスポット(餌を食べる場所)にしている根魚であると僕は予測しています。
参考:ヒラマサは根魚、ブリは回遊魚という事。
ヒラマサを根魚として解説してきました。
僕としては、ヒットパターンへ導きやすい考え方で良いなと思ってます。
そこで、ヒラマサと見た目が似たブリはどうなのか。
僕としては、ブリは回遊魚。
ヒットパターンへ導ける要素が少ない感じがします。
釣果情報、マズメ時、潮の流れがよく当たっている外洋に面した場所で回遊待ち…
くらいの要素しかありません。
釣る為の戦略が立てにくいですね。
僕にとっては「ヒラマサは根魚」だけど「ブリは回遊魚」。
根魚は狙って釣れるけど、回遊魚はバクチ的というか交通事故的に釣る感じ。
狙って釣る、バクチ的に釣る、どちらも釣りとしては面白いとこがあります。
けど僕としては、狙って釣る方法を身につけて余裕を持ってから、バクチ的に釣る、を楽しみたいですね。
ここまで言いませんでしたが、もちろん、回遊魚的なヒラマサもいるはずです。
根も何もなさそうなミドルレンジと思われるところを、悠然と泳ぐ姿をYouTube動画とかでも見ますからね。
それに結構水深がありそうなオフショアで、ジギングとかでの釣果もあるみたいですし。
ただ、根魚的なヒラマサもいる、と僕は思っています。
同時に、それを狙っていった方が再現性があって、釣る度に自分の経験値として積み重なり、成長も感じれて楽しいんですよね。
最後にひと言…
ヒラマサを根魚ととらえると、選ぶべき釣り場、そしてピンポイントでルアーを通すべきところが見えてきます。
釣果情報だけを見て出向いて、回遊待ちでただ投げ続けるのとはワケが違いますね。
今回の考え、これは色んな釣り場で応用できると思います。
是非あなたの行動範囲の中で「ヒラマサを根魚」として見てみてください。
選ぶべき釣り場、ルアーを通すべきポイントが見えるかもしれませんよ。
お読みいただきありがとうございます。