青物タックルおすすめ

青物リールの選び方とおすすめリールまとめ。メーターまでのブリ、ヒラマサ、カンパチ狙い。

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こんにちは!釣りキチ隆(@takashyman)です!

本記事ではショア(岸)で使う、青物用リールの選び方を解説します。

▼本記事でのリール選びで想定していること

  • 青物のサイズは40〜100cmクラスまでを想定。
    ※主なターゲットしては、ワカシ、イナダ、ワラサ、ブリ、ヒラマサ、カンパチ、スマカツオ、ソウダガツオ、サゴシ、サワラ、マグロ…、などなど幅広く青物を想定。
  • 使用ルアーは5〜150gの範囲。
  • 使用PEラインは0.6号150m〜5号300mの範囲。

以上の想定範囲の中、使うべきリールを選び抜くという内容です。

また、リールはできるだけ高性能なものを選びたいものですけど、高価なのでそうも言っていられません。

僕自身、青物釣りでは一番高価なシリーズはあまり使っていませんし。

という事で、高価なもの、リーズナブルなもの、それぞれどう選ぶべきかという事にも触れていきます。

実際に僕が使っているものも紹介しますよ。

僕自身、今回の選び方で40cmくらいのサゴシから90cmクラスのブリやヒラマサなど、色んな種類の青物を釣っています。

あなたが選ぶべきリールにたどり着く手立てとして本記事が役に立ったら嬉しいです。

※因みに僕はほぼダイワ製のリールしか使っていませんので、ダイワ製のリールを基準とさせて頂きます。

〈本記事は2022年1月に編集しました〉

リールサイズは使いたいPEラインの太さと長さで大体見える。リールの糸巻き量をチェック!

使いたいPEラインの太さと長さに関しては釣り場の状況や、ご自身の釣りスタイルによって様々だと予測できますので、僕の場合の想定、実例をご紹介します。

結論:僕が使いたいPEラインとリールサイズは4種類

  • 0.6号150m
    LT2500〜LT3000
  • 1.5号150m
    LT3000〜LT4000
  • 2、2.5号200〜300m
    LT5000〜LT6000
  • 5号300m
    SW10000〜

なぜそのPEラインとリールサイズになったのかを以下にまとめます。

PEラインに関しては「青物PEラインの選び方とおすすめPEラインまとめ」っていう記事に詳しくまとめてありますけど、ここではその記事から必要なところをざっくりピックアップします。

よくヒットするルアーor使いたいルアーの重さで、選ぶべきPEラインの太さが見えてきます。

▼プラグ

  • 5〜20g →0.6〜0.8号
  • 7〜35g →1〜1.2号
  • 10〜40g →1.5号
  • 20〜80g →2〜3号
  • 40〜120g →3〜5号

▼メタルジグ

  • 5〜30g →0.6〜0.8号
  • 7〜40g →1〜1.2号
  • 10〜60g →1.5号
  • 20〜100g →2〜3号
  • 40〜150g →3〜5号
で、僕のPEラインの太さと長さの実用例は以下の様な感じです。
0.6号150m堤防で〜50cmまでのサイズを想定、と限定的だが、よく使う。
0.8号150m磯で、〜40cmのイナダの実績があるが今は使っていない。
1号150mほとんど使っていない。
1.2号150m80cmクラスのブリの実績があるが今はほとんど使っていない。
1.5号150m〜70cmのブリ系狙いで堤防なら使うかなというところ。
2号200m〜80cm青物狙いで磯でよく使う。
2.5号300m〜80cm青物狙いで磯で使う時がある。
3号300mほとんど使っていない、これなら5号を使う。
4号300mほとんど使っていない、これなら5号を使う。
5号300m100cmクラスまでの青物を想定してよく使っている。

▼以上から以下の4種類に絞ります。

  • 0.6号150m
    LT2500〜LT3000
    スーパーライトショアジギング系
    ルアー:5〜20g(プラグ)
  • 1.5号150m
    LT3000〜LT4000
    ライトショアジギング系
    ルアー:7〜40g(プラグ)
  • 2、2.5号200〜300m
    LT5000〜LT6000
    色々狙える少し強めのマルチタックル、ショアジギング
    ルアー:10〜60g(プラグ)
    ※PEラインの太さ&長さの使い分けはスペアスプールで対応
  • 5号300m
    SW10000〜
    ガチタックル
    ルアー:40〜120g(プラグ)

となるわけです。(ダイワリールでの想定になります)

それぞれのPEラインが巻けるリールが大体見えますよね。


意識しておきたい機能&性能。

選ぶべきリールサイズが見えても、無視できないのが、リールの機能と性能です。

機能→担っている役割
性能→機能が持っている能力

とします。

僕が意識するのは以下の7つ。

  1. スプールの特徴「浅溝、深溝」を把握しておく。(機能)
  2. ボディの大きさ。(機能)
  3. ギア比。ハイギアかローギアか。(機能)
  4. ドラグ力。(機能&性能)
  5. 使われている素材を意識する。重さ、耐久性、巻き心地ちとの関わり。(機能&性能)
  6. ボールベアリングの有無(機能&性能)
  7. その他、特殊な機能。

それぞれの詳細は以下に。

1.スプールの特徴「浅溝、深溝」を把握しておく。(機能)

同じリールサイズであってもスプールの溝の深さが違うものがあります。

選ぶリールのラインキャパは確認して置きたいです。
[上の写真は10セルテート3012H(左)と3000(右)と同じリールサイズのスプールではありますが、巻けるラインの量が違います]

単純に浅溝はラインが巻ける量が少なく、深溝は多く巻けますね。

ご自身の釣りスタイルで、「太いor長い」PEラインを使う可能性があるなら、深溝にしておいた方が良いと言えます。

けど、深溝で細く短いラインを巻く場合は「下巻き」での調整が必要になり、それはそれで面倒です。

使いたいPEラインの太さ&長さが分かっているなら、ラインキャパにあった溝のタイプを選びたいですね。

因みにダイワLTシリーズでの浅溝、深溝の判断は、番手(数字)後のアルファベットで分かる様です。

LT2500S
このSは浅溝という意味になってます。

▼ダイワ LTシリーズの品番の読み方はこちら
LTシリーズ関連メーカーサイトページ

2.ボディの大きさ。(機能)

ダイワのリールの中には、同じ番手でも、ボディの大きさが違うシリーズのものがあります。

※例:LT2500S-CXH
このCはコンパクトの意味になっています。

これは…

  • 「軽さ、ロッド操作性」をとるか(コンパクトボディ)
  • 「剛性&耐久性、リーリングしやすい」をとるか(ノーマルボディ)

だと思いますね。

コンパクトならより軽くなり、ロッドアクションがしやすくなる傾向が考えられます。

ただ、コンパクトボディの場合、リールハンドルが短くなっているので、リーリングが重くなることが予測できます。

僕なら…

  • コンパクトボディ
    →ロッド操作を頻繁にする釣りスタイル。
  • ノーマルボディ
    →「巻き」の釣りがメインの釣りスタイル。

と判断します。

3.ギア比。ハイギアかローギアか。(機能)

ギア比が5.2以下ならローギア。

5.7以上ならハイギアな感じです。

僕がショアからの青物釣りで選ぶなら「ハイギア」か「エクストラハイギア」ですね。

ハイギアのデメリットといえば、ルアーをゆっくり引きづらくなるのと、ハンドルが重くなることです。

けど、青物釣りでそんなにルアーをゆっくり引く時ってそんなにないかなと思います。

ハンドルの重みを感じる時も魚とのファイト時くらいではないでしょうか。

バンバン魚が釣れるならローギアも良いかもしれませんけど、そんな羨ましい状況を目の前にすることって稀ですよね?

つまりは、魚とファイトしている時よりも、ルアーを操作している時が圧倒的に多いと思います。

そのルアー操作時、「ルアーを回収するだけの時間」って多くないですか?

その時間はできるだけ早く済ませたい、素早く回収したいものです。

ということで、僕ならハイギアを選びたいです。

4.ドラグ力。(機能&性能)

ドラグ力、この値は大きい方が有利と言えます。

加えて、大きい数値のリールの方が耐久性があると予測できます。

また、ドラグ力って「機能」なわけですけど、ここの項目には「性能」を含めています。

何故かと言いますと、ほぼ同サイズのリールでも、新型と旧型で数値が違ってきているんです。


▼ダイワ10セルテート3000
ドラグ力7kg
▼ダイワ19セルテートLT4000-C
ドラグ力12kg

旧型のリールを使う人もいると思ったので「性能」を含めました。

同じサイズ感のリールでもドラグ力に違いがあることは意識しておきたいですね。

※因みに僕は10セルテート3012Hを使っていますが、こんなにドラグ力に違いがあったとは驚きでした。

5.使われている素材を意識する。重さ、耐久性、巻き心地ちとの関わり。(機能&性能)

ボディやローター、内部のギア素材とかは意識したいですね。

で、高価格なリールになればなるほど、軽くなっている傾向にあります。

でも、高価格なリールでも重く作られているものもあります。

例えばダイワ19セルテート。

21カルディアより高価なリールなのに、21カルディアより重いです。

でもこれは、耐久性をもたらすためと考えられます。
19セルテートのボディ→アルミ
21カルディアのボディ→ザイオン

単純に軽いリールが高くなっているとも言えないことは意識して置きたいですね。

あとはギア素材も見逃せません。

こればかりは上位機種になるほど、耐久性のあるもの、かつ巻き心地が良好になるであろう素材が使われていますね。

前置きが長くなってしまいましたが、青物釣りなら耐久性を重視したいですね。

釣り方もロッドをガシガシあおるショアジギングをしたりします。

ヒットした青物はずっと泳ぎ続けることが多いので、ファイトはリールに負担がかかりっぱなしになると思いますので。

小型ならまだしも、より大型の青物を狙うなら、より耐久性を重視した素材が使われたものを選びたいですね。

6.ボールベアリングの有無(機能&性能)

上位機種リールになればなるほど、ボールベアリングが使われている箇所も多くなっている傾向にあります。

ただ、中には、最初はベアリングなくても後から追加できるリールもあります。

できれば以下の4箇所には追加したいですね。

  • ラインローラー
  • スプール軸
  • スプール内蔵
  • ハンドルノブ部

大物を狙うなら、このラインローラーとスプール周りには是非とも追加したいです。

ということは、後にベアリングが追加できるリールを選んだ方がより楽しめるかなと思いますね。

▼ボールベアリングの追加に関しては以下の記事を参考にしてみてください。

7.その他、特殊な機能。

ダイワリールで言えば「マグシールド」でしょうか。

これに関して僕は、付いていた方が安心だなという印象です。

僕は波や、波しぶきがかかるような釣りスタイルをしますので。

というのも、そう荒れている時の方が青物が岸による印象があり、あえてその時に出向くことが多いからです。

まぁ、堤防などのライトな青物釣りなら、なくても良いと思えますけどね。

なので、PE0.6号とかで超ライトな釣りをする時のリールはマグシールドがないものを使ったりしています。


高価なリールとリーズナブルなリールの違い。

▼高価なリールにある傾向

  • 巻き心地ちがいい
  • 軽い(耐久性を出すために重くなっているものもある)
  • 耐久性がある、長く使える
  • ベアリングが元から多い。なかった場合でも後で追加できる。

リーズナブルならものは以上の逆ですね。

因みに軽さに関してですけど、ここ最近のリールは「重たいのは安いからか…」と思わされるリールはほぼないと思ってます。

  • 19セルテートLT3000-CXH(¥48,500)
    →210g
  • 18レガリスLT3000-CXH(¥10,500)
    →220g

と価格は大きく違えど、10gしか変わらないものもありますし。

ただ、わかりやすい違いで言えば、巻き心地ちですかね。

まぁ、海釣りが初めてな人なら、巻き心地ちの違いなんて小さなことかもしれません。
(たぶん、海釣りをやり始める前の僕なら小さな違いと思ったと思います)

なので、海釣りが初めてなら高くても1万円くらいのリールで試して、リールのことを知ってから上位機種を買った方がいいかなと思いますね。

昔の自分へ向けて言うなら、そう言うと思います。

で、少し経験している人なら、後にベアリングが追加できるリールを選びたいですね。

それを調べるには「ヘッジホッグスタジオ」のサイトページの商品検索で、リール名(例:「21フリームス」とか)で検索するのがおすすめです。

その検索結果に出てくるベアリングチューニングキットページ(例:「21フリームス フルベアリングチューニングキット」)を見れば、どこにベアリングが追加できるリールかを判断できますので。


参考:高価なリールを扱う「釣りの上級者」とは?

ここで言う「釣りの上級者」とは、

  • 使っている釣具の性能や特徴を把握し、体感している人。

でしょうか。

例えば、リールをサーフの砂の上に置いたらどんなことが起きるでしょう?

または、コンクリートの上にリールのスプールを落としたらどんなことになるでしょう?

これは極端ではありますけど、それらを考えたら、やるべき動作やっちゃダメな動作がわかると思います。

そういったことまで考えることが、ここで言う「釣りの上級者」としたいですね。

でもこれはほんの一部の考えです。

本来、僕が思う「釣りの上級者」は「釣りをとことん楽しんでいる人」です。

機能や性能がわからなくても、一番高いリールを使うことに楽しさを感じることもあるでしょう。

一番安いリールでどうにか釣ろうとすることに面白さを感じることもあるはず。

結局のところは、あなた自身が楽しめるところを追求して欲しいですね。

僕の使用例

※僕は釣具を長く使う傾向にあるので、旧型が多いのはご容赦ください。

僕が青物狙いで使っているリールは4種類。

これは使いたいPEラインで選ぶべきリールが大体見えると本記事の始めの方で書きました。

そこでは僕の実用例を載せましたが、それがそのまま僕の使用例になります。

上記の写真左より

  • LT2500〜LT3000(ダイワ21ルビアスエアリティ2500S-XH
    ・スーパーライトショアジギング系
    ・PEライン:0.6号150m
    ・ルアー:5〜20g(プラグ)
    ・ターゲット:大きくても50cmくらい
  • LT3000〜LT4000(ダイワ10セルテート3012H)
    ・ライトショアジギング系
    ・PEライン:1.5号150m
    ・ルアー:7〜40g(プラグ)
    ・ターゲット:70cmくらいまで
  • LT5000〜LT6000(ダイワ12キャタリナ4000H)
    ・色々狙える少し強めのマルチタックル、ショアジギング
    ・PEライン:2、2.5号200〜300m
    ・※PEラインの太さ&長さの使い分けはスペアスプールで対応
    ・ルアー:10〜60g(プラグ)
    ・ターゲット:80cmくらいまで
  • SW10000〜(ダイワ16キャタリナ5000H)
    ・ガチタックル
    ・PEライン:5号300m
    ・ルアー:40〜120g(プラグ)
    ・ターゲット:100cmクラスまで想定

もっと細かく設定することも出来なくないですけど、今のところ、以上の4種類があればいいかなという感じです。

あくまで、これは僕の一例。

よく出向く釣り場によってこれらの設定は変わってくると思います。
(例:10kgクラスの青物がボコボコ釣れる様ならPE7号でSW18000とかにしたり…)

あなたがよく出向く釣り場に調整してみてください。

一応、僕の例がある程度は基にできるのでは?と思います。

青物釣りにおすすめリール

まだ青物釣りを始めていない昔の自分に向けておすすめするならの例を書いてみます。

海釣り初めてならレガリスシリーズ

1万くらいで買えるリール。

ラインナップも「LT1000S」〜「LT5000D-CXH」までと幅広くあります。

18レガリス ベアリングチューン」でラインローラーとハンドルノブにベアリングが追加できるのも良いところです。

楽しむならフリームスシリーズ

ラインナップは「FC LT1000S」〜「LT6000D-H」と幅広くあります。

PE2〜3号を使うなら「LT6000D-H」ですね。

80cmクラスの青物まで対応できるかなと思います。

ちなみに「21フリームス ベアリングチューン」でラインローラーとハンドルノブにベアリングを追加できます。

青物釣りにどっぷり浸かるならセルテートシリーズ

セルテートにはLTとSWシリーズとあります。

LTは「LT2500S」〜「LT5000D-XH」のラインナップ。

SWは「5000-H」〜「18000-H」のラインナップ。

で、SWの方がより耐久性のあるギアが使われているとのことです。

青物釣りをガッツリやるなら是非とも使いたいリールですね。

ちなみに、僕は今使っているリールにガタがきたらこれにする予定です。

で、LTシリーズ(19セルテート)は「19セルテート ベアリングチューン」でスプール内蔵と軸の2か所にベアリングが追加できますので、是非ともやっておきたいですね。

本記事のまとめ

本記事は以上の内容でまとめました。

ちょっと長くなってしまいましたが、僕は今回の内容を理解&把握する事で、納得感を持って釣りができています。

青物も実際に釣れていますし、すごく楽しめています。

もちろん、その楽しみの追求は更に求めていきますし、リールへの理解も更に深めていきたいと思っていますね。

本記事であなたが使うべきリールにたどり着く手立てとして参考になったなら嬉しいです。

お読みいただきありがとうございます。

どうも、釣りキチ隆(@takashyman)でした!