釣具メンテナンス

スピニングリールのボールベアリング追加出来る箇所、効果、注意点まとめ。

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こんにちは!釣りキチ隆(@takashyman)です!

本記事では僕自身もとことんやっているスピニングリールのベアリング追加(交換)の事についてまとめます。

※注:ベアリング追加等の改造は、破損する可能性もあり、場合によっては製作メーカーの保証対象外になる事も考えられますので、自己責任で行って下さい。

ベアリングチューン (追加、交換)で高性能なリールへ!

因みに僕は買ったリールのベアリングが追加(交換)出来るところは全部しています!

1万円クラスのリールでも、ベアリングの追加(交換)により、かなり高性能なリールにする事が出来ます。

また、3万円クラスのリールでも、箇所によってはベアリングが入っていないところもあります(3万円もするのに…)。

なので、是非とも追加しておきたいものですよね!

 

ベアリングが追加、交換出来る主な箇所は4つ!それぞれの効果は?

  1. ラインローラー
  2. ハンドルノブ
  3. スプール軸
  4. スプール内蔵

追加(交換)出来る主な箇所、大抵は4ヶ所です。

※リールによっては元々出来ない構造なものもあります。

1.ラインローラーは主にライン摩擦の軽減

リールの中でもものすごく回転数の多い箇所です。

ここの回転が悪いと、単純にラインとの摩擦が考えられます。なかなかその効果は感じにくいところですが、よりラインを長持ちさせる事が出来る、とは言えますね。

2.ハンドルノブは一番効果を感じやすい

リールのボールベアリングの追加(交換)にて、一番効果を感じやすいのがハンドルノブの部分です。

特に、繊細な釣りではその効果を感じやすいです。エリアトラウト、アジング&メバリング、デッドスローでルアーを引く事もあるシーバス釣りでも、この部分の影響は大きいです。

もう僕としては、この部分にベアリングが入っていないと、イラっとしてしまうくらいです…。

3.スプール軸はドラグの滑り出しを良くする為

ここは肝心な魚がヒットした時に効力を発揮する部分です。

なかなか効果は感じにくいところですが、魚がヒットした時、サイズが大きければドラグが滑り出すと思いますが(そういう設定にしている必要がありますが)、その時の「ドラグ滑り出し始め」に、影響して来ます。

4.スプール内蔵もドラグの滑り出しを良くする為

ここは前述したスプール軸とくっつく様な感じなので、効果もスプール軸と同じです。

 

それぞれの箇所の実際の追加、交換の模様の1例

ここで、これまでに僕がやった1例を写真を共にまとめます。(リール機種はバラバラです。ご容赦下さい。)

リールによって形状が様々なので、ふ〜ん、くらいで見てみて下さい。

ちょっと面倒な、ラインローラー

ラインローラー部分はネジを緩める必要があるのと、中身もワッシャーやカラーなど色々入っています。

ネジの締め込み過ぎや順番を間違えない様な注意が必要です。

また、ここはボールベアリングを2個にするリールもあったりします。

ハンドルノブはキャップとネジさえ外せれば

ラインローラーほど複雑ではないですが、このハンドルノブのキャップを外すのに特殊工具が必要なタイプもあります。代用出来る工具もあるとは思いますが。

グリスには触るけど、結構簡単なスプール軸

因みにこのリールは「ダイワ 13 ブラスト4020PE-SH」なのですが、1分以内でひょいと出来ちゃいました。

カラーの上にあるクリップに糸を引っ掛けて…

飛ばさない様に注意をしながら外します。

あとはベアリングと入れ替えて、クリップを戻すだけです。

 

ドラグワッシャーがちょっと怖いスプール受け部分

作業時間としては短いですが、ドラグワッシャーも触ったりと、ちょっと怖いです。

これを空けるのです。(因みにこのリールは「ダイワ 13 セルテート2004CH」)

この時は異物等を入れない様に注意が必要です。

ドラグワッシャーの下にカラーがハマっているのですが、僕は、プラスチック製のペンを使い、スプールの内側からカラーを押し外し、ベアリングと交換してました。

交換したら、あとは概ね逆順で戻します。

※大型リールなどは異なるワッシャーが数枚入っていたりします。

 

ベアリングチューンでの注意点

これまでにも注意する事等を少し書いてきましたが、ここに注意点をまとめます。

  • リールによって形状など違うものがある。
  • リールによって元々ベアリングチューン(追加、交換)が出来ない箇所もある。
  • ドライバーや特殊工具などが必要なものもある。
  • ネジ止め剤の使った方がいい箇所がある。
  • オイルとグリスを間違えない。
  • ベアリングを交換する前に、ベアリングを袋などに入れてオイルorグリスに浸けておくと良い。
  • 作業時に異物を入れない様に注意する。
  • ベアリングは金属なので、元に着いている樹脂カラー等よりは海水に弱いので、メンテが必要なのを意識しておく。

などでしょうか。

 

それでこの注意点の中から2点、

  • ネジ止め剤の使用。
  • オイルとグリスを間違えない。

をピックアップし、以下に詳しくまとめます。

ネジ止め剤の使用。

僕はネジの緩み止めに「LOCTITE ねじロック 243 中強度タイプ」を使っています。

僕は、ラインローラー部とハンドルノブ部のネジの締め込みの際にネジの緩み止めを使っていますね。

理由としては、最初にネジを外した時にその緩み止め剤と思われるものが付着していたからです。

でも、着ける際にはベアリングには着かない様にする注意が必要です。

僕の場合、ラインローラーはネジの受け側につける様にしていますね。

 

ハンドルノブはネジの受け側には届かないので、以下の様にネジ側につけて締め込みます。

 

オイルとグリスを間違えない。

僕はオイル&グリスに「シマノ リールメンテスプレー」を使っています。

  • オイル→ラインローラー、ハンドルノブ
    (高速に回る部分や軽い回転性能を求める部分)
  • グリス→スプール軸&受け
    (油分の保持が必要な部分)
  • 因みに、ドラグワッシャー部分にはどちらもNGです。ドラグワッシャー専用のオイルがあります。

ラインローラーはオイル。(でも交換時には1度ベアリングだけを袋等に入れてオイル漬けすると良いです)

ハンドルノブのオイル。(ここも交換時には1度ベアリングだけを袋等に入れてオイル漬けすると良いです)

スプール軸&受けはグリス。(ここも交換時には1度ベアリングだけを袋等に入れてグリス漬けすると良いです)

 

余談、ベイルアームの根元は、僕はオイルにしています。

以前、この部分を外した時に、グリスが固まっていた事があり、不快に感じたのですよね。

この部分はなかなか取り外したりする事が面倒なところでもあるので、固まってしまうグリスよりは、オイルの方が良いと僕は思ってます。

まぁ、オイルだと流れやすいので、こまめに注油する必要はありますが、ラインローラーに注油する時に一緒にやれば良いので、そんなに面倒には思っていませんね。

 

ベアリングチューン(追加、交換)におすすめショップがある!

これまでによく「リールによっては…」と書いてきた様に、ベアリング追加出来たり元々出来なかったり、作業要領もリールによってホント様々なのです。

経験者ならば、ベアリングのサイズとかを自分で測って調達&作業する事も出来るでしょうけど、それは何かと不安ですよね。

でも安心して下さい!

説明書付き、もしくはサイト内で詳しく説明している、おすすめショップがあります!
(※一部のリールは説明書&要領の記載が無いものもあります)

ここです
↓↓↓
HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)

 

有名どころのスピニングリールを少しピックアップしてみれば、↓

などの、ベアリングやカスタムパーツを取り扱ってます。

とても全部ここには書ききれないので、そのリール一覧ページはこちらにありますので、チェックしてみて下さい。
↓↓↓
リールチューニング 一覧ページ

リールによっては釣具メーカー純正パーツも取り扱っていたり、それの交換要領も詳しく載っているものもあります。

純正パーツの交換要領なんて、釣具メーカーサイトではほぼ見る事が出来ないので有り難いです!

このショップのおすすめポイント

  • ベアリングチューン(追加、交換)要領が詳しく載っている!(記載のないものもありますが)
  • シマノ・ダイワ純正パーツの取り扱いもあり、取り寄せもしてくれる!
  • 送料全国一律 160円 (普通郵便 ※運送保険付き※)でちょい買いにも有り難い!
  • 購入金額5,000円(税抜)以上で送料無料! 10,000円(税抜)以上で代引手数料も無料!
新しくリールやスプールを買った時など、僕はちょいちょい利用しています。

このショップのおすすめどころ、他にもあるので、良かったらこちらの記事を参考にしてみて下さい。
↓↓↓

 

本記事のまとめ。

本記事は以上の内容でまとめました!

ベアリングは消耗品でもあります。

使用頻度にもよりますが、箇所によっては(特にラインローラー部)定期的な交換も視野に入れるべきです。

その時の為にも、これらの交換、自己責任にはなりますが自分で出来る様になっておくと、良いですよ!

 

最後までお読み頂きありがとうございます!

どうも、釣りキチ隆(@takashyman)でした!

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