料理知識

包丁がほぼ初めてな僕にも柔軟に対応してくれた土田刃物店

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僕は釣った魚を食べる人なら、その魚を捌く時に使う刃物って、これポイントですよね。

僕は去年、包丁を購入しました。
柳刃と出刃を。あと、砥石も。
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以前にも、TwitterやFacebookとか、fimo釣りログ等の僕の投稿にも登場した事のある包丁です。

この包丁は、東京三軒茶屋にある「土田刃物店」という刃物屋さんで購入しました。
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この刃物屋さんを教えてくれた人は、僕の地元、栃木県佐野市に住むとある職人さんでした。
その職人さんはノミやカンナ等、色々な刃物を使う人でした。
そしてその作業も0.1mm未満を操る世界。
そんな職人さんから教えてもらった刃物店でした。
当然の事、僕は疑いも無く信じきりましたね。

そして実際、僕はその土田刃物店に行きました。
その時の事。
「あの、柳刃と出刃包丁が欲しいんですけど」(僕)
「板前さん?」(土田刃物店店主?)
「いえ、板前じゃないです。包丁なんて刃物屋なんかで買った事なんてないのですが、そんな僕でも楽しめる包丁はないですかね?僕は釣りをするのですが、その釣った魚を美味しく食べたいのです。そんな僕に合う包丁はないですかね?」(僕)
すると、店主?は直ぐ、奥から柳刃1本と出刃2本持ってきました。
出刃の2本は長さが違うものでした。
その2本を比べても初めての僕にはどういう利点の違いがあるのか分からなかったので、実際持ってみて、軽く操り易そうな短い方に僕は意識を傾けました。

そして、何故か話す事約1時間強。
こんな包丁素人な僕と話してくれた土田刃物店店主?。
すごく楽しかったのです。
そして、その会話の中、包丁を研ぐ事も話題になり興味が湧き、同時に必要に感じました。
それで、仕上げの研ぎに使える砥石も見せて頂きました。

で、気になるお値段。
僕は、出刃包丁だけ買えればいいかなと思っていました。
出刃なんて1万円くらいすると思っていましたので。
が、店主?が言われた出刃包丁の値段は6000円を切っていました。(正確な値段は忘れました、すみません)記事最下部に明細画像付け足しました〉
 僕は「え!?」でした。その値段にビックリ。
では柳刃は?と聞くと、これもまた6000円を切っていました。
なら砥石はと、これも3000円弱。

僕は結局、柳刃、出刃、砥石、全部購入しました。
確か、1万5千円でおつりが来たのを覚えています。

一本6千円を切った包丁ですが、ちゃんと鍛冶屋さんが叩いてつくったもの。
もし、時給1000円だったとしたら、これ6時間でつくれんの?と僕は単純に思ってしまいました。
包丁も知らない僕に、ありがとう。と思ってしまいました。

でも、土田刃物店店主?、「この鍛冶屋さん次は値段が上がっているかもしれないね」と言われていました。

何だか、たまたまにたまたまが重なった感じがしました。
そんな色々な出会いをもたらしてくれたこの包丁との出会い。
もちろん大切に使いますが、思いっきり使わせて頂きます。
いや、まだまだ使う、というより、学ぶ、段階ですかね。

そして先日、なんとfimoのFacebookサイトにてシェアまでもしてくれた、僕のfimoサイトでの釣りログ「ヒラスズキと青物を求めて地磯巡り。伊豆から真鶴へ。続編。」があるのですが、その記事ではこの包丁で切ったものをずらりと載せました。
その画像をこちらにも。
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この包丁を初めて使った時、僕の親父にその包丁で切った刺身を食べさせたら、
「いつもよりうめぇな」
と言ってもらえました。
これは嬉しかったですね。
今は何だか当たり前になって来てしまったのか、その言葉は聞かなくなりましたが。

初めて立ち寄った土田刃物店、それ以来行っていませんが、最後の会話が今でも覚えています。
その店主?と話した1時間弱の会話の中、僕は知らない用語が結構あり、会話について行けないところもありました。
そんなところもあって、最後に、
「もっと腕をあげたら、また来ます」
と言った僕に対して、
「そんな事言わずにお近くに来たら気軽に寄ってください」
と。
何ともジーンとした事は忘れられないですね。

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