僕は、ある時は胸まで浸かります。
いわゆる、ウェーディングですね。
あるいは、胸まで水に浸かる様な事がない海辺や磯でも僕はウェーダーを穿く事が多いです。
さて、ここでは、これから迎える夏に、ウェーダーをどう考えるかとを書いて行きたいと思います。
ウェーダーの良いところって何でしょう。(夏編)
- 水濡れを防げるという事では体力を奪われない
- 虫刺されを防げる
- ある程度防御力がある
- 着替えがウェットスーツよりは容易
嫌なところって何でしょう。(夏編)
- 暑いという事で体力を奪われる
- 動きづらい
- 重い
- 水没したら危ない
ウェーダーの役目って、僕は一番最初にあげた、水濡れを防ぎ体力を温存出来る、という事がかなり中心にある事と思います。
まだ細かくはあると思いますが、立ち込む場所や季節やその他諸々、それらの環境に対応する為に色々なバランスを考えた上で、ウェーダーを選ぶ事になっていると思います。
もちろん、ウェーダーに限らず、環境や自分自身の社会的なポテンシャルも含め、バランスを考慮した上での装備品の選択は釣り人にとってかなり重要なスキルとも言えるでしょう。
これはお金だけでは解決出来ないとても面白い事を含んでいる事だとも思います。
そして以前僕が持っていたウェーダーは、4000円くらいのナイロンウェーダーを使っていました。その位の値段なので、今、よく見かける素材、「透湿素材」ではありませんでした。
むしろ、透湿なんてもの信じていませんでしたから。でもちょっとした事により、その透湿ウェーダーに出会う事といなりました。
そしてそれは色々な事柄を繋げてくれました。
この記事冒頭の写真の中でも穿いているものがそうです。
そのウェーダーに出会ったのは2012年10月なので現行の物は少しはマイナーチェンジしているのではないかと思います。
MAZUME(マズメ) 防水透湿ウェーダーMAZUME(マズメ) ブーツフットウェーダー(フェルトスパイク…
では、何故、ちょっとした事に出会えたかと言いますと、僕が住む栃木県より静岡県の伊豆に遠征に度々行く様になったからです。
僕は未だというか、ずっとかもしれないフリーター34歳。
たいして日本銀行券は稼いでいません。
そんな僕なのもあるのあか、伊豆に行くなんて結構な事件なのです。
色々やりくりして作った釣りが出来る時間、遠く離れた伊豆では、濃い良い時間を過ごしたい。
そんな思いもあって、長い時間使用するウェーダーに意識が行ってしまいました。
釣行中、ウェーダーとは一緒の時間が長いなと気付き、長い時間身に付ける物なら良い物にしようと、今まで穿いていた4000円くらいのナイロンウェーダーをグレードアップさせようと思いました。
この時は「透湿が良い」なんて感覚はありませんでした。透湿ウェーダーを試した事もないですし、体験していない事なので、「透湿って良いのかな」位の気持ちでした。
その透湿を試すだけに2万円以上のお金を出す事は、僕にとっては冒険でしたが、そんな冒険の2万円でも伊豆での時間が濃くなるのなら、なんてセレブ的な価値の見出し方も心にかすりながらも購入したのです。
僕が、マズメの透湿ウェーダーを選んだ大きな理由は見た目とフェルトスパイクの靴底(これは後に記事にしたいと思います)です。良いも悪いも初めてなので分かりません。
そして何故、ブーツフットタイプを選んだかと言いますと、他にウェットスーツ(これも後に記事にしたいと思います)を持っているからという事と、今まで使っていたナイロンウェーダーがブーツフットで使い慣れていたという事が大きいでしょうか。ブーツフットタイプはフィット感と足首の機動力はウェーダーシューズ等に比べ劣ると思います。やはり見た目通り長靴なので。
ただ、釣行中、車の移動でウェーダーを脱がなきゃならない時に、パッと脱げるのはこのブーツフットタイプだと思います。
これら購入に至ったおおまかな理由でしょうか。
少し長くなってしまいましたが、伊豆での濃い時間を過ごす為にセレブな気持ちでチョッと高いウェーダーをほぼ見た目で選んだ購入したわけです。
そして、このウェーダーを手に入れた時は見えていなかった事が、だんだん見えてきました。そのウェーダーとともに釣行を重ねる度に。
釣りを深める要素が含まれていたと、後で気付かされました。
先程、ウェーダーの良いところ、嫌なところ、で、
「体力を奪われない、奪われる」
という事を書きました。
そうです。体力です。
釣り人にとって、
「体力は魚を美味しく食べる為に必要な事です」
先日も体力が釣りの深さを左右する事もあるという事を書きました。
そして今回書いてみたウェーダーについて。
ウェーダーは釣り人の体力を左右します。
環境に適した良いウェーダーを選べれば、体力温存に繋がります。
よって、
「良いウェーダーは魚を美味しく食べる為」
でもあります。
実際、僕が使っているウェーダー、良いです。
これが「透湿」の力かと実感しています。
そうは言っても思いっきり汗をかいてしまう時もありますが…
少し打算的ですが、4000円のものと2万円のもの、耐久性は同じだとすれば、4000円のものなら5つ買えば5倍保ちます。
でも、過ごしている時間軸はみんな同じなはずです。
4000円のもので少し楽しい5000円相当の時間を過ごすなら、2万円のものですごく楽しい2万円相当の時間を過ごす方が、今の僕は面白く感じてしまいます。
では、最後に、僕の釣行中の車内に積載する時のウェーダーの収納方法をご紹介します。
因に僕が持っている2012年モデルのマズメの透湿ウェーダーの場合です。僕が使っているウェーダーはMサイズです。
おそらく現行の物も入るとは予測しますが、お約束出来ませんし、ウェーダー自体に折れ目やキズは入る事も考えられなくはないので、発生する問題に関してはご自身の判断でご利用お願いします。
ホームセンターで購入したコンテナに、
こんな感じで靴底を外側にして入れて、
これで蓋も閉められます。
という事は、車内で荷物が重ねられるという事です。
そして、こう書いてみて気付きましたが、この記事、暑い時期の磯場編、でしたね。
この透湿ウェーダー、僕にとっては、あまり水に浸からない場所で、暑い時期に威力を発揮しています。
そして、その威力は体力温存に役立ち、よって魚の鮮度を保つ事に役立っていると言えるでしょう。