続けて書いていた記事、少し間が空いてしまいましたが、まだまとめたい事があったのでまたまとめます。
- 「釣りでの事故で亡くなった釣り人のご遺族からの連絡。記事を読む側の重要性を再認識。」
- 「釣りでの事故で亡くなった釣り人のご遺族からの連絡。まさかの死因を知る。」
- 「釣りでの事故で亡くなった釣り人のご遺族からの連絡。その死因を知って思った事。」
- 「釣りでの事故で亡くなった釣り人のご遺族からの連絡。やはり、海に落ちてしまうならの最終手段を再認識。」
- 「釣りでの事故で亡くなった釣り人のご遺族からの連絡。水辺でのAED使用の注意点がある事を知る。」
以上の記事の続きになるかと思います。
釣りでのある死亡事故を知り、以前、僕がこのブログに書いた記事があります。
↓
「【速報!死亡事故】2016年10月千葉県南房総の海で釣り人の死亡事故発生、非常に残念。この半年前に起きたばかりだったのに…」
そしてこの記事を投稿した数ヶ月後、なんと、その事故で亡くなった釣り人(Sさんとします)のご遺族(Rさんとします)からFacebook経由で僕にメッセージが届きましたが、今記事では、そのメッセージの中で僕が目にとまった、RさんがSさんから得た教訓、により僕が思った事をまとめます。
RさんがSさんの事故により得た教訓とは。
メッセージには、
(Sさん)は喘息の持病があり10月上旬に入院をしていましたし、大量のステロイドの服用で心肥大もありました。前日も私に電話があり肩が痛いと言っており、なぜ無理矢理病院に連れて行かなかったのかと今でも後悔しています。喘息も落ち着いておらず、家族に止められるため(Sさん)は家族に内緒で釣りに出ました。
事故後、(Sさん)の釣り友達に聞いた話で、(Sさん)は事故にあった島をずっとあまり好きではなかったと聞きました。何らかの予感や潮の流れの何かを感じていたのかもしれません。
9月に友達が行きたがったその島に渋々行き、(Sさん)はとても大きな石鯛を釣りました。味をしめた(Sさん)は入院中釣りを我慢していたため退院したらすぐに行きたかったんでしょう。
とあり、Rさんが得た教訓として、
- 体調を過信しないこと
- 常に最悪を想定して行動すること
- 自分の感は大切にすること
と、メッセージにはありました。
僕は「感」というのが気になり、思い出した事があります。
実は僕、この「感」により釣行内容を左右した事があった釣行がありました。
舞台は荒磯のヒラスズキ狙いでの単独での釣り。僕はいつもながら磯を転々としていました。が、この時はどういうわけか単純なミスを連発したのです。
そのミスを箇条書きにすれば、
- ラインシムテムを結び終わり後は切れっ端の端末を切るだけ、という時に本線を切ってしまった。
- 夕方の釣りにて、現場に着いてからヘッドライトを車に忘れた事に気付く。
- ルアーチェンジの際、何でもないところで地面に落とす。
3.がその時の釣行を左右したミスでした。
というのは、僕はそれまで、ソルトルアーにおいてルアーチェンジの際にルアーを地面に落とした事がなかったのです。ルアーを地面に落とすなんて、何でもない事にも思えますが、その時の僕にとってはそこが妙に印象的でかつすごく嫌な感じがしました。
「これは僕の把握出来ないところで、僕のどこかに何かが起きている…。このまま釣り続けていたら事故るな、これは。帰ろう。」
と、僕は直ぐに結論を出し、その時の釣行はまだ数日間、時間に余裕をもたせていたのですが、僕はそこで納竿、帰路に着きました。
という事があったのです。
と、その時の僕の場合は僕自身の身体や集中力等の問題ですが、僕もSさんの様に、あの釣り場はどこか嫌なところがある、という釣り場がいくつかあります。初めての釣り場でも、嫌な予感がする時があります。
きっとその「嫌な感じ」には何かあるのだと僕は思うのです。
僕は、人って結構優れていて、頭や肌だけでは判断出来ないものを感じ取る事もあるのだと思っています。
Rさんのメッセージにより、以上の事を僕は思い出し、再認識しました。「感」って無視出来ないな、と。
釣行の際、何かこの場所嫌な感じがするなぁ、とか、どうも今日の自分はどこか思わぬミスが多い、なんて時がありましたら、自分では判断出来ない何かが起きていると思って欲しいです。そしてより注意力を上げて行動するか、場合によっては行動を中断するという勇気を持って欲しいです。
複数人での釣行ならまだしも、単独釣行なら特にですね。僕も努力します。