釣り事故関連

事故を起こし、周りに迷惑をかけた人を僕は叩こうとは思わない。いざという時には助けを呼ぶ、それは重要で必要な知識だ。

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つい先日「富津岬沖の遠浅海域にて118通報により釣り人4名救助、という事件により僕が思った事。」という記事を書きました。

無事で何よりでしたね。
上記のリンク記事で僕は、ああした方が良いんじゃないかとか、こうなっちゃう可能性が嫌だなぁ、とかを書きましたが、結局のところ、ホント怪我も無く無事だった事が何よりに思ってます。

それで、また思った事があります。

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もし、僕が事故に遭った釣り人に実際に会って話してみる事を考えてみると、僕はどうしても「人に迷惑かけるなよ!お前みたいなのが居るから…」と、話す気にはやっぱりなれないんですよね。

僕ならまず、「助かって良かったですね」「いざという時の118の判断は流石でした」と言いたいです。それから何でその釣り場に行ったのか、その時のメンバーに経験者は居たのかとか、メンバーみんなどれくらいの知識を持っていたのか、とかを聞いてみたいですね。もちろん穏やかな口調で。
それで、色々話してみて、それじゃ次はこうしましょうね、僕も気をつけます、っていう様な話しの運びで、お互い参考し合える会話にしたいです。

何でこんな事を僕は言う(書く)のか、
結論を言うと、「人に迷惑かけるなよ!お前みたいなのが居るから…」という空気を感じるからです。それはインターネット内での事がほとんどなんですけどね。でも、インターネットからのその空気は何かと人の無意識に根強くはびこってしまうもので、リアルな現場にも出て来てしまうものです。

つまりそのインターネットからの空気、特に「人に迷惑をかけるなよ!」という空気により、助けを呼ぶ連絡が遅くなったりするのが嫌なのです。助かったはずのものがその空気により救えなかった、という事が無い様にしたいです。
僕はその可能性が少なからずともある、と感じたので書きました。

いざという時は、勇気を持って助けを呼びましょう。
知識をたくさん携えて、技術もたくさん身に付けてと、いくら準備をしていても、事故は起きるものです。どんなベテランな人でも思わぬ事故に見舞われる事も目にも耳にもします。そのくらい自然では何が起こるか分かりません。

だから僕は、「人に迷惑をかけるから助けを呼びづらいという空気は嫌」なのです。

いざという時は、しっかり助けを呼ぶ事。それはとても重要で必要な知識です。結局は人に迷惑をかける事にはなるわけですが、それを分かった上で助けを呼ぶという事は、とても重要で必要な知識です。
その助けを、インターネットから空気から根付く無意識に邪魔されないで欲しいです。
遅くなった事で無傷で済んだ事が怪我をしない様に…
遅くなった事で救えた命が救えなかった、なんて事が無い様に…
良いんですよ、助けを呼んでも。怪我するより、命を落とすよりは全然マシです。

最後にひと言。
僕自身、わりとおっちょこちょいなところがあって、時に怪我をしたりして、周りに迷惑をかけています。1つ例を挙げれば→参考記事「遠征中、僕が地磯で負傷した時の詳細。(2017年GW遠征釣行)

という事はつまりこれ、今回のこの記事自体が僕自身の身を守る為に…、と判断出来る内容の記事でもあります。
はい、もちろんです。そのくらい、自然の中では何が起こるか分からないからと実感しているからです。単独釣行も多い僕なので、いざという時にはがっつり助けを呼びたいと思ってます。
とは言え、だからと言って、知識も技術も身につける準備もせず、ほいほい助けを呼ぶのはNGなのはもちろんの事ですよ。

でも何だかんだ、助けを呼んでニュースにもなったりしたら、叩かれたり批判されたりはあるでしょうけどね。でも結局、インターネットだとその叩いているコメントや批判ばかりが目立つので、それも嫌だったのもあり、この記事を書きました。