僕、釣りキチ隆は2017年のGWの遠征釣行中に左足の踵付近を負傷しました。
↑の写真は帰りの空港でのものなのですが、踵付近を地面につけると激痛が走るため、杖でも使わないと楽に歩けなくなるくらいにまでなってしまいました。
どの様にして僕は負傷したのか、詳細を書きます。
僕が単独で行動中の時の事。(集合場所と時間を決めて同行メンバーとは別れていたのです)
ゴロタ石が並ぶサーフで、少し離れたところに足場の高い磯もある場所でした。
僕はそのゴロタ石を歩き、磯へ向かいました。
その磯に到着すると、なかなか良い場所が見当たらなかったのですが、1ヶ所だけ、どうにか先端に行けそうな磯を見つけ、そこに向かいました。
それで、その磯に近づくと難点を1つ発見しました。その先端に行くには1ヶ所だけ、幅30cmくらいで落差1.5メートルくらい凹んだ低い場所を越えなければならなかったのです。
これだけなら何の問題もないのですが、その凹んだところには時折波が来ていたのです。そんな1ヶ所だけ凹んだところに来る波、予測出来る人も居ると思いますが、そんなところに来る波は結構な力を持った波が来ます。実際、結構なスピードをもった波が来る時もありました。
でも、その時の海の状況はそんなに荒れてなく、ウネリが来る間隔も広かったため、僕はそのウネリの様子を見ながらウネリが来ていない時にその凹んだところを越えて磯の先端に行きました。
見晴らし最高、投げ放題。良い釣りの時間を過ごしました。
(でもこの時釣れたのはアカハタ1尾だけでした)
でも、1時間が経ったあたりで、風も強くなってきて、海もすこし荒れてきて、ウネリも大きくなってきているのを僕は感じました。因みに、この時は潮は上げ潮で満ちてきている時でした。
でもその時の僕は、良い釣り場を目の前にしているのもあり、もう少し釣り続けたかったのです。でも僕は最悪な自体を想定して、その凹んだところを通過しなくても行ける場所を見つけておこうと、磯の周りを確認しました。
すると、ちょっと高い(落差2.5メートルくらい)のですが、その高さを飛び降りる事が出来れば、その凹んだ場所を通らなくても戻れると判断しました。まぁこれなら怪我はするかもしれないけど、死ぬ事はまずないだろうと思いました。でも、これはあくまで最後の手段にと僕は思っていました。
そしてまた数十分…
海が荒れるは早いものです。ウネリの大きさはあまり変化しませんでしたが、ウネリが落ち着く間隔が無くなってしまったのです。戻る時に通りたかった凹んだところには結構な速さをもった高さ1メートルくらいの波が結構単間隔で来る様になってしまいました。
あちゃー。
その波が落ち着くほんの数秒を狙って凹んだところを通過するか…
いや、速い1メートルの高さの波、吹っ飛ばされて海に落とされたらどうなるか分からない… 要するに死ぬ確率がある。
それならばいっその事、ウェットスーツを着ている事だし海に思いっきり込んで飛んで泳いで帰ろうか…
いやいや、ウネリもある海、どんな流れがあるか分からないし僕なんぞの泳ぎじゃどうなるか分からない… 要するに死ぬ確率がある。
それで結局、最終手段に考えていた、落差2.5メートルくらいのところを飛び降りる…(怪我はするだろうけど死ぬ確率はほぼ無い)となりました。
僕は体勢も低くなるべく低い位置から飛び降り様とは考えました。
そして、小さな声で「行け」っと発しながら僕は飛び降りました。
着地…
着地した瞬間に僕の左足に激痛が走りました。
いやーやっちゃった…
右足は無事でしたが、左足を負傷してしまいました。
僕はここで30分くらい岩に寝そべったまま痛みと戦いました。
それでほんの少しだけですが痛みが落ち着いたところで、僕は戻り始めました。
帰りの磯道、ゴロタ石を歩くのはめちゃくちゃ大変でしたね。行きの3倍は時間がかかったと思います。
でも、同行メンバーと決めた集合時間よりは早く集合場所に行く事ができました。
その後、同行メンバーと落ち合いメンバーの運転する車で宿に戻りました。
反省点。
1時間くらい釣りをしたところで、海が荒れて来ているのを感じた時に引き返していればこうはならなかったでしょうね。
最悪を想定して見つけた「2.5mくらいの落差の場所」が、無ければその時に引き返していたかもしれないですね。
いや、釣り続けてしまったか…
何はともあれ、無事ではなかったですが、死ななかったので良かったです。
良い勉強になりました。