僕がシーバスや青物を対象魚とした釣りの時、主に使っている現在のノットは、
前回のブログにて活字だけで紹介した、「巻き結び後、交互にハーフヒッチ数回」です。
まず「巻き結び」とは(違うもので拡大します)
赤いラインはスナップ、黒いラインがリーダーとします。
↑奥側からリーダーを通し、
↑指先のところの様に最初通したリーダーの上を通しながらもう一度スナップの奥側から通します。
今度は実物で、完成図を。↓
この時は50lbのリーダーを使っています。
これは両方を引っ張って、ぎゅっと締めたところです。
締め込む時にスナップだけですと引っ張りにくい、というか、50lbもあると僕では全く引っ張れないので、このノットやる時はスナップには持ち易いルアーを最初から付けておくといいでしょう。
さて、この後、ハーフヒッチ(確か半結びとも言ったと思いますが)で交互に編み込んでいきます。
この時、重要に思っている事が「交互」です。
一度、同じ方向にハーフヒッチをやったところ、ルアーの動きに影響している感じがしたという経験により、それ以来はこの部分のハーフヒッチは交互にしています。
↑交互に数回やりました。
この回数は決めていないのですが、少なくとも交互に3回ずつくらいはやっていると思います。
回数が多ければ、魚に与えるプレッシャ
ーにもなると考えられますし、ルアーの動きにも影響が考えられます。が、少なすぎると、ほつれてしまう事が考えられます。
この回数は、その時の釣行の感覚に任せてますね。
↑は50lbとわりと太いのが理由なのか、僕の締め込む力ではなかなかならない事なのですが、このハーフヒッチ、ひとつ注意点を僕は持っています。
リーダーが20lbくらいの太さになると、このハーフヒッチの一回一回を強くし過ぎるのが悪いのか、曲がってしまう事があるのです。↓
↑これ、嫌ですよね。
この力加減も研究中です。
もしかしたら、力ではなく、締め込む方向やらが絡んでいる事なのかもしれないですが。
それと以前は、「パロマーノット後、ハーフヒッチ交互に数回」というのをやっていました。
でもそのノットで40lbの太さを超えるもので釣りをしている時に、ルアーの泳ぎに影響しているのを目の当たりにしてしまったのです。(たまたま水の流れの変化があっただけかもしれないですが)
実際、「パロマーノット後、ハーフヒッチ交互に数回」を上の画像と同じ50lbのリーダーで試してみると↓
↑パロマーノット。この時既に結び目が大きいですね。
ハーフヒッチもやってみるとパロマーノットの結び目の大きさもよく分かるかと思います。
おそらく、12lbくらいのリーダーならこのノットもそんなに影響なさそうなのですが、やはり太いものになるとルアーの動きに影響してしまいそうです。
それに「巻き結び」は「パロマーノット」より簡単に僕は感じています。
よってほとんど↑はやらなくなりました。
でも、「パロマーノット」しか使わない時もあります。
それは3lbや2.5lbとかの細いラインを使う管理釣り場とかです。
これはこれで、すごく良いノットだとは思っていますが、太いラインの上、ハーフヒッチで編み込む場合は向いていないのかもしれませんね。
因みに、今回紹介した「巻き結び後、交互にハーフヒッチ数回」は、【リーダーの編み込み】という名前で記載してあった、↓の商品の説明書にて知った事です。
※[2020年5月追記]スタジオオーシャンマーク OK75という器具に付属してあったものですが、現在廃盤となってます。現在ノッターは下記リンクのものが販売されていますね。
これは余談になってしまいますが、↑は、僕がPEラインとリーダーを結ぶ際に、FGノットをやる時に使っています。
でもFGノットで結束する時は限定していて、リーダーが40lb以上のものを使う時に、しかも釣行に出向くまえの時間のある時にやったりしてます。実際まだ難しく感じていて釣りの現場ではやる気にはなっていません。
でも、FGノットの結び目の小ささや強度の利点は感じています。
これは経験を重ね、またの時にレポートしたいと思います。
因みに、40lb以下のリーダーを使う際や実際の釣りのフィールドでは、先日書きました記事「涸沼でのラインシステム」でも紹介しました、「ノーネームノット改」で結束する事がほとんどです。
結び、これも追求しがいがありますね。