「PEライン0.6号」はその細さ故に持つ飛距離と弱さ
シーバス釣りにおいて「PEライン0.6号」の使用は、その細さ故に抜群のルアー飛距離を出せると思います。がしかし、それに反してその細さ故に強度(結束強度も含め)がない事には充分配慮しなければならない事に思います。
色々な条件をクリアーしていないと使える太さのラインではないと思います。
でも、その条件をクリアーしていれば、その抜群の飛距離を使えるわけです。
シーバス釣りにて「PEライン0.6号」を使う為の2つの条件
1:障害物の少ない遠浅な場所。
2:強い流れのないところ。あったとしても流れのゆるい場所が近くにある事。
障害物が少ない事は最重要。
「PEライン0.6号」ではファイト時、ちょっと擦れても大丈夫かな?は通用しないと思います。もし、岩などに擦れようものなら「擦れてるっ、ヤバい」なんて言葉を発する前に、ロッドにもその感覚がないまま切られてしまうでしょう。ほんと障害物がないところでの使用をおすすめします。
強い流れがない事も重要。
「PEライン0.6号」の使用時、強い流れの中で80cm級のシーバスがヒットした場合には、流れに沿って泳ぐシーバスはどうする事も出来ないでしょう。でも、その場合、流れに沿って自分も歩いたりして、流れのゆるいところまで持って行く出来るのであればありだとは思いますが、それまでに障害物があったとしたらNGです。
ファイト時の主導権は魚に握られる事を前提。
0.6号のPEラインを使って70cmクラスのシーバスを釣るのに、ヒットしてからのファイトの際に主導権を100%アングラー側に持とうとする事は、ラインの強度限界を超えてラインを切ってしまう可能性が大きいと思います。つまり、ある程度は魚側に主導権を握られるという事です。ドラグをならされ「ぎーーーー」っと。
という様に、魚に主導権を握らせても問題のない障害物のない場所というのは大きい事なのです。
遠浅であればなお良い。
ファイト時、魚に主導権を握られた時、遠浅な場所であればより時間をかけられる事でしょう。急深な場所や、極端な駆け上がりが存在するところでは地面にラインを擦られてしまう可能性が高くなるからです。この場合、リーダーだけでなくPEラインを擦られる可能性も高くなります。
実際このラインで91cmのシーバスが釣れた実績もあります。
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