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3.11に思う事。(2018年3月11日)

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僕にとって3.11は密接で風化する事はない。 震災の日、幸いにも僕の身内に怪我をした人は居なかったです。家も大した損傷も無かったです。   でも、僕にとっては大きな爪痕が残っています。 それは原発事故です。  

釣りで気になる原発事故の影響。

僕は釣りで色々なところへ行きます。 そこで、やっぱり気にしてしまうのが、原発事故による放射性物質の影響。 この写真は写真内でも撮影日が確認出来ると思いますが、震災があった年の数ヶ月後に東日本某所にて僕が放射線数値を計測した時のものです。 4.16μSv です。決して低くはない数値です。   因みにその3年後くらいに同じ場所を計測してみたら、↓ 0.65μSv に減っていました。 が、これも低い、安全な数値とは思えません。 因みにこの場所は出入りが簡単に出来るところです。 こんな数値を出すところで釣りはしたくないです。つまり、原発事故の影響により、楽しく釣りをする場所が狭くなった、と言えます。これはとても残念な事です。 また、僕は2017年11月に福岡県糸島市に移住しましたが、その移住地を選ぶのにもこの事は絡んでいます。もちろん、移住した糸島市周辺の放射線数値はチェックしています。   因みに前述した放射線数値が出た数メートルのところでは小学生くらいの子供達数人が遊んでいました。 その時僕は声をかけようと一瞬は思いましたが、結局かけられませんでした。その声をかけた事によって、近隣への影響が出る事を思い浮かべると、僕は声をかける事は出来なくなったのです。 もしその子供達が知り合いの子供達だったとしたら声をかけたでしょう。 ここには、主に風評被害を含む問題がありますね。という事もあり、僕は特に高い数値を出した計測地は細かく明かさない事にしています。  

日常にもある原発事故の影響。

大変申し訳ないですが、前述したわりと高い放射線数値を出した地域周辺の産物等(食品)は僕は未だに買う気にはなれません。という事もあり、僕は何か食品を買おうとも、いちいち「産地」を確認してしまいます。 見た目が活き活きとしていて、美味しそうな野菜でも、どこで採れた獲れたかの「産地」によって買う気が失せてしまう程、リフレーミングされてしまうのです。  

風化できない、んです。

この様に僕にとって大好きな釣りの場でも日常的にも原発事故の影響、放射線数値を気にしているので、忘れる事が出来ない、んですよね。3.11は。  

ただ、過敏にはならなくなった、とは言えるかな?

誰かに食べ物を差し出されれば食べます。誰かが食べているものをとやかく言う事もしていないです。(身内には言う時ありますが) という事もあり、過敏にはならなくなったとは言えるかなと思います。 でも、自分で何か食品を買う時とかには産地を気にしたりはします。でも以前はいちいち産地を確認するのに「原発事故なんてなければ…」なんて思い嫌々ながらチェックしていましたが、今は特に嫌に思う事なく当たり前の様に産地チェック出来る様になりました。 過敏だった事って、こうやって慣れるものなんでしょうか? まぁ、いずれにしても、前よりは気は楽な感じで買い物が出来る様になったので、良しとはしています。  

最後にひと言。

過ぎた事、と簡単には言えない事ですが、変える事の出来ない過去を思うより、これからをどうするかを思う方が楽しいです。 僕にとっては密接で風化しない3.11。 2018年3月11日はこんな事を思いました。  ]]>

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