日常メモ

へき地の山中で深夜の車の窓をノックする音にびっくりするもちょっと嬉しい事。

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伊豆半島の地磯での釣行ですが、僕は車中泊をする事がほとんどです。
でも、たまに夜中にある人に起こされる事があります。

深夜1時をまわったあたりでしょうか、コンコンと車の窓ガラスをノックする音に起こされました。
僕がその時車を停めて寝ていたところは、かなりのへき地とも言える場所とも言えます。そこまでの途中の道は車2台がすれ違う事も、ましてや車とバイクがすれ違うのも難しいくらい細い道を抜けた場所。
そんなところでなんでノックする音をこんな夜更けに。

ヤバい、俺、絡まれるのかな?事件に巻き込まれちゃう?

なんて事を目が覚めてから3秒くらいは思うのですが、そんな3秒後くらいに今度はノックだけではなく懐中電灯で照らされます。いやぁ、寝ぼけまなこに懐中電灯の直射は眩しいです。

おいおい、光を直接目に向けるなって懐中電灯の説明書に書いてなかったか?照らされたらそっちが見えないんだから、こっちを照らすと同時にそっちも照らしてよ!

なんて事、余裕があれば思いたいのですが、そうこうしている内に僕の目も冴えてきます。車を照らす懐中電灯の漏れた光で外を覗けば、どうやら相手は2、3人。独りじゃなさそう。 
勝ち目はありません。

それで聞こえてきた日本語が、

「すいませ〜ん」

っと、ここまでの時間およそ、7秒、

と言ったところでネタバラし。

警官でした。僕はこれ、ちょっぴりホッとする瞬間なのです。
警官に出会えて嬉しく思う時があります。それは始めて訪れた場所で会える時です。始めての場所ってその場所の治安が分かりません。そしてこんな山奥で何かあったら発見されないままになっちゃうのかなぁ、とかも思う時もあります。でもこんな風にパトカーの徘徊がある事を知ると、ここにも保安の意識が届いているんだなとホッとするのです。
この伊豆半島の時は、夜中の1時と、3時過ぎの2回、「コンコン」がありましたね。それで、2回目は違う警官でした。その2回目の時は警官も「さっきも来ました?」と僕の「お疲れ様です」の声に早々と次の徘徊場所へ行きましたね。

きっと警官も、釣り人の車だと分かっていても声をかけるのは怖いはずです。だから警官もひとりじゃないんでしょう。
この時ばかりは寝起きを起こされても、「ありがとうございます」と思えます。

 
 

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