前回の田んぼ記事は「また親父の手が入ってます、2015年7月下旬の田んぼ状況。」でした。
さて、今回は、
穂孕期→出穂期、です。
写真がぶれてしまっていますが、手でつかんでいつあたり、実が詰まっています。まさに穂を孕んでいます。稲って、茎が伸びてその先に実をつける様な感じではなく、あらかじめ実を付けてから伸びていくんですね。ちょっと、不思議を感じました。
穂孕期→出穂期はとても水を必要とするとの事です。
6月中旬くらいに稲の分けつを防ぐ為に田んぼの水を切り始めました。参考記事「2015年6月下旬、稲の分けつを止める為に田んぼの水を切り始めました。すくすく育ってます。」
そして、様子をみながら少しずつ水を切っていって、7月20日くらいには田んぼの土を踏んで歩ける程かたくしました。参考記事「また親父の手が入ってます、2015年7月下旬の田んぼ状況。」
そしてその7月20日頃には、僕は気付かなかったのですが、稲は穂を孕んでいたのだと思います。そしてその翌週、7月29日、冒頭の写真の様に稲が穂を孕んでいるのを確認。
そしてこの穂孕期、今まで水を切っていたのに、今度はたくさん水が必要との事です。親父が言うには「いちばん必要な時なんだ」と田んぼに水を入れ始めました。いや、入れ始めてました。確か7月22、23日過ぎあたりに親父が判断して水を入れていたみたいです。でも親父は、「雨が降ったりしていたから様子をみながら入れていた」との事。
僕からすれば、その様子をみるって「?」なんです。どうみる事が「様子をみる事」なのか…
穂孕期には成長が早い稲は出穂してます。
実は僕が気付くのが遅くてたくさん出穂いていました。
でも結局は穂孕期と出穂期ともにたくさん水が必要な時期との事です。
穂を孕ませてから出す、その成長過程にはきっと稲ならではの理由と利点があるのだと思います。僕はこの稲の成長過程にはちょっとビックリしました。
ほんと農作物ってひとつひとつ様々です。とても多様、なのにそれが共存してる。いや、多様だから共存出来ているのかもしれません。何だか哲学的になのか、こう気付かされて、ドキッとしました。