この本には課題があります。 そして3巻だけ〈訂正:全巻でした〉、模範回答があるみたいです(別巻)。
その課題を全てクリア、いや、間違えたとしても全ての課題を解こうとすると、終わった時、明らかに聴こえ方が変わります。僕はそうでした。
そして僕の場合は、好きな音楽が増えました。これはとても大きい事に思っています。
その3冊に次ぐ和声のおすすめ本があります。
Henri Challanの24の課題です。
僕は師匠が用意してくれた課題譜面にてやりました。 因みに上の画像内の本は、その課題が終えた後にこの本が買える事を知り、興味本位で手に入れました。でもどこで手に入れたか忘れてしまいました。今もどこで手に入れられるのか分かりません。
それでこの本を見ると、課題というより答えになってしまっていますね。
しかも、ピアノ譜ではなく、ソプラノ譜表、アルト譜表、テノール譜表、バス譜表の4声の4段の譜面になっていて、ピアノの人はちょっと弾きにくいかもです。
ピアノが弾けなくても出来ました。
僕は鍵盤は未だ弾ける、とは全く言えないレベルです。しかもこれらの課題を解いていた時は、全く弾けませんでした。僕がやっていたのはパソコンに音符を書き込んで音を鳴らして和声を確認したりしていました。 5線譜には全部書き写しましたが。
でも、弾ける人はかなり習得も早いのではないかと思います。
模範解答もあるので独学も出来るみたいです。
でも僕は師匠に習いました。
クラシック系の音楽教室では教えてくれるところはたくさんあると思います。
それか、独学していって、分からないところだけ音楽の知っていそうな友達に聞く、というのもアリだと思います。
この4冊の課題を解く期間は大体11ヶ月でしょうか…
でも、優秀な人は半年くらいでやれるんじゃないでしょうか。
僕の場合は、曖昧な記憶もありますが、
1巻、1ヶ月半
2巻、2ヶ月(2006年11月初旬〜12月末)
3巻、5ヶ月(2007年1月初旬〜5月中旬)
Henri Challanの課題、3ヶ月(2007年5月中旬〜8月初旬)
でした。Henri Challanの課題は24個しかないのに3ヶ月弱かかかってましたね。大変だったのも覚えていますが。
日付の記載も確認出来るところもありました。(2巻の最初とHenri Challanの最後です)
この時は結構手が痛くなるまで書いた記憶がありますね。
和声の本は色々あると思いますが僕はこの4冊で学びました。
因みに、この和声の課題を解こうとするには、楽典の知識は必要なところがあります。調とか音符の度数とか。この本あたりがよく書いてあると思います。
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因みに僕は、楽典らしき知識は通っていた音楽の専門学校で学びました。
でもこの本は今でも、あの記号どういうんだったっけ?と辞書的に使っています。
学ぶとは別人になる事。
最初にも書きましたが、聴こえ方も変わり、明らかに好きな音楽が増えました。
例えばこれ。
この曲のイントロ、超斬新!なんて思えるのです。でもちゃんと古典和声系の強進行はしていますね。3度下降、2度上昇、4度上昇と。 B5→G5→A5→D5と。でもそのパワーコードの5度とオクターブ上の音もルート音の倍音と見なせば、古典和声では禁じ手の連続5度8度にはなりませんけどね。
なんて事も言えますが、そう思えるのを超えてこの曲はいいですね。そこがこの曲のすごいところにも思います。いや、すごいというより、いいですこの曲。めちゃくちゃ好きな曲です。
和声、全ては、あれのためだった。
ガチで挑まないと歯が立たない事に思いますが、挑んでみる価値は大いにあると思います。確かに、これに挑んでいる時は他の事がほとんど手を付けられません。そのくらい大変です。でも、その1年に満たない期間で音の聴こえ方が変わるってすごいです。
ちょっと専門的な事ばかり書きましたが、これ、僕はこれに挑んでいる時は分からなかったですが、これは全て、僕の、
釣りのためのとなっていました。
僕はこれを学んで音楽家になろうなんてほとんど思っていなかった事を覚えています。今となっては全て、
釣りのためでした。
って、ほんとにそう思います。
といいつつ、なかなか釣りには行っていない僕ですが、釣りに行かずに音楽を学ぶそんな釣りスタイルもあって良いと僕は思っています。
僕が作った釣りPVのどこかにも学んだ和声感は活きていると思います。
学ぶむの大変、学ばなくても退屈で大変なんです。
だったら、学んで大変の方が良くないですか?