青物タックルおすすめ

【青物仕掛け】スナップ、リング、スイベルの特徴と選び方。メーターまでのブリ、ヒラマサ、カンパチ狙い。

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こんにちは!釣りキチ隆(@takashyman)です!

本記事では青物釣りでのルアーの結束アイテムについて…

  • スナップ
  • 溶接リング+スプリットリング
  • スイベル+スプリットリング
  • 特殊なリング

以上の4種を解説します。

主にショア(岸)からの想定になりますが、オフショアでも応用できます。

それぞれの特徴や利点を把握すれば、状況に応じてどれを使うべきか選びやすくなりますよ。

同時に使っている時の納得感も増えるので、より深く釣りを楽しめますね。

釣果も含めて僕が使っているものもご紹介します。

是非、参考にしてみてください。

※本記事は2021年12月に編集しました。

青物釣りでの「スナップ」の特徴

「スナップ」の特徴

  • ルアーチェンジが簡単なのが一番の利点。
  • 軽いタイプのものが多く、ルアーアクションをより妨げない。
  • ルアーを激しく動かすとスナップの口が開いてルアーが外れてしまう事がある。

スナップの利点はなんといってもルアーチェンジが簡単で素早くできるところ。

でも、不安な点もあります。

僕の実体験では、何度かスナップの口が空いているのをルアーを回収した時に確認しています。

重いメタルジグ(30g以上)とかでのショアジギングで、ガシガシ動かすと口が開いていることがあったな、と。

実はこれまでに、ルアーアクション中にフッと軽くなり、ペンシル1個、メタルジグ3個は無くしてます。

なので、あまり激しいロッドアクションをしない釣りで使いたいです。

とはいえ、ルアーチェンジが簡単なのは大きな利点。

ということで、ルアーチェンジを素早くかつ頻繁にやることが釣果に繋がると予測できる状況なら、スナップを使いたいですね。

青物釣りで「スナップ」おすすめはこちら

2種類あります!

マリア ファイターズスナップ

30gくらいまでのルアーで、50cmクラスまでのサイズを狙うなら、#0。

40gくらいまでのルアーで、60cmクラスまでのサイズを狙うなら、#1。

それ以上の「ルアーの重さ&魚のサイズ」なら、#2を使いたいですね。

このスナップは細軸で軽く、ルアーの動きにもより影響が少ない感じがします。

なので、割とライトなタックルで、キビキビ動くルアーを使う時に使いたいスナップです。

加えて、細軸の割に強度がある。

#2サイズで、90cmオーバーのブリも釣った実績もありますよ(参考釣行記)。

フィッシングファイターズ 鉄腕スーパーSUSスナップラウンドタイプ

前項目のスナップより強度を重視するならこちらです。

ワイヤーも太く、スナップの口も開きにくい感じですね。

サイズ#1で、80cm4キロクラスのヒラマサを釣っています。(上記写真)


青物釣りでの「溶接リング+スプリットリング」の特徴

「溶接リング+スプリットリング」の特徴

  • ルアーの付け替えにプライヤー等が必要。
  • スナップよりは重くなりやすい。
  • ルアーアクション中に外れる事はまずない。
  • ショックリーダーの結び目が磨耗する。

ルアーチェンジの時、プライヤーを使うのでスナップよりは面倒で交換する時間がかかります。

が、ルアー操作中にルアーが外れてしまう不安感はスナップより格段に少ないですね。

スナップの様に口が開いてしまう構造ではないので。

ただ1点、ショックリーダーとの結び目には注意しておきたいです。

結び目とスプリットリングが接触する構造になっていますよね。

なので、スプリットリングの切れ端との接触によるものか、キズが付く模様。

使っているとその結び目が磨耗しているのを僕は確認しています。

重いルアーで激しいアクションを連続してやってたりしたら、時々確認した方がいいですね。

場合によっては結び直したいです。

細いショックリーダー使用時は特に。

それ以外は利点の多いシステムに思います。

ローコストですし、簡単な仕組み、かつトラブルも少ないことからか、使用者も多い印象ですね。

青物釣りで「溶接リング+スプリットリング」おすすめはこちら

リング系で1種、
スプリットリングで2種類あります!

シャウト! 74-PR プレスリング(溶接リング系)

こちらはショックリーダーと結ぶ「溶接リング」として使います。
(溶接部分のないものになりますが)

僕はこの溶接部分のないこのタイプのリングが好きです。

リングのサイズは、狙うターゲットサイズと、主に使うルアーの重さで使い分けてます。

内径5mm
⇒ターゲット:70cmくらいまで
⇒主に使うルアー:20〜40g

内径6mm
⇒ターゲット:80cm以上も狙う
⇒主に使うルアー:40g以上

odz ハイパープレスリングSW(スプリットリング)

サイズの割に強度があるなぁということで、好んでこれを使ってます。

ルアーフックのスプリットリングとしてもよく使ってますね。

リングのサイズは「溶接リング」として使うリングのサイズに合わせる感じです。

因みに前項目の「シャウト! 74-PR プレスリング」と合わせるなら、その内径の数字と合わせると丁度いい感じですね。

・「内径5mm ⇒ #5」
・「内径6mm ⇒ #6」という様に。

odz ハイパープレスリングSWハード(スプリットリング)

前項目の「odz ハイパープレスリングSW」の強化版です。

ただ、こちらの方が少し太軸で重くなってます。

なので、主に使うルアーが50g以上とかで、メータークラスの大型魚も狙う時に使ってます。

ということで、これを使う時の僕のセッティングは強度重視の1種。

シャウト! 74-PR プレスリング 6mm
+
odz ハイパープレスリングSWハード #6

と、#6だけ使ってます。


青物釣りでの「スイベル+スプリットリング」の特徴

「スイベル+スプリットリング」の特徴

  • 大型ルアーで大型魚狙い向き。
  • リーダーの結び目とスプリットリングが接触しないのは利点。
  • 長時間のファイトは有効な模様。
  • スイベルの回転の良さにより、動きが良くなるルアーもある。
  • このパーツ分だけ重くなるから、繊細な動きが演出しづらくなるルアーもある。
50g以上のプラグを使う時は高確率で使ってます!

今回紹介してる結束システムでは一番重量があるものと思われます。

なので、ルアーの動きが悪くなる傾向にあると予測できます。

けど、50g以上の大きめなトップウォータールアーとかを使う時は、逆に動きが良い様な感じなんですよね。

理由としてはスイベルの回転の良さが活きているのではと。

実際、僕自身このシステムで、そのトップで結構な数の青物を釣っているので、重量による問題は感じていません。

そして、リーダーとの結び目がスプリットリングに当たらない構造になってること。

なのでショックリーダーの結び目にキズが付くことや磨耗を心配しなくて済みます。

前項目で紹介した「スプリットリング+溶接リング」のシステムよりは、格段に安心感を持って激しいルアーアクションをさせられますね。

また、長時間のファイトに有効ということ。

これはオフショアや、ショアでも水深のある場所でのことです。

魚とのファイト時にショックリーダーも含めたラインが回転してねじれると、強度が下がる情報があります。

ということは、水深のあるところでのジギングとかでは有効ですね。

はるか深いボトム付近でヒットさせた魚を、時間をかけて引き上げてくる様な釣りでは。

まぁ実のところ僕はまだ実感はないのですが、長時間ファイトが予測される釣りスタイルや釣り場ならこのシステムにしてみても良いと思いますね。

青物釣りで「スイベル+スプリットリング」おすすめはこちら

ヨーヅリ ボールベアリング溶2R(スイベル)

スイベルと言ってもたくさんあり、数種類試してきましたが、これが気に入ってます。

サイズ感、強度、シルエット(見た目)、回転性能、などのそれぞれのバランスが良いなというところで。

odz ハイパープレスリングSWハード(スプリットリング)

スイベルを使う時はより強度のあるスプリットリングを使いたいので、前項目(溶接リング+スプリットリング)でも紹介したこれを使っています。

使うサイズも、僕は決まってます。

・「ヨーヅリ ボールベアリング溶2R
・「odz ハイパープレスリングSWハード

ともに「6番(号)」の組み合わせてよく使ってます。

このセッティングで70cm〜の青物を結構な数釣ってますね。
(上記写真もこのセッティングです)


青物釣りで無視できない「特殊なリング」

特殊なリング」の特徴

  • それなりに利点もあるが不安や不具合もある。
  • ルアー結束システムの手段として「スナップ」「スプリットリング+溶接リング」「スプリットリング+スイベル」以外の意識を持たせてくれる。

↑の写真のリングは、プライヤーも使わずにルアーの付け替えがわりと簡単にできました。

そしてこのリングに関しては、リーダーの結び目を傷つけない(リーダーの結び目がルアーアイと接触しない)構造になっているという利点があります。

それに、スナップの様に口が開く構造ではないので、激しいルアーアクションも安心してできますね。

でも、スナップより重量がある感じがしました。

加えて、このリングは軸が太めなので、ルアーの取り付け部分(アイ)が小さいルアーだと装着すら出来ないこともありました。

などなど、長所短所ありますけど、これが活かせる釣りスタイルもあるはずです。

素早いルアーチェンジ、かつ激しいルアーアクションをする釣り、の時とか。

という様に、釣りスタイルに合った結束システムがあることを思うと、こういった新しい構造のものは無視すべきではないなと思ってます。

実のところ、これで釣ったことはないのですが、ルアー結束システムに関して、せまい視野にならない様にしておくために、こういったものがあることは意識しておきたいですね。


青物釣りでの「スナップ」「リング」「スイベル」それぞれの選び方、使い分けは?

これまで解説してきた結束システムの選び方、使い分け方をまとめます。

▼「スナップ」を使う時

  • ルアーチェンジを頻繁にするのが有効な状況の時
  • 繊細なルアーの動きを求める時
    (今回紹介のシステムの中では一番ルアーの動きへの影響が少ない印象です)

▼「スプリットリング+溶接リング」を使う時

  • スナップの口が開く不安を感じたくない時
  • 激しいルアーアクションもする可能性のある時
  • ローコストでも強度のある結束システムを使いたい時

▼「スプリットリング+スイベル」を使う時

  • 50g以上の大型ルアーをメインで使う時
  • 30gとかのルアーは使わない釣りをする時
  • リーダーの結び目の磨耗の不安を感じたくない時
  • 長時間のファイトが予測される時

▼「特殊なリング」を使う時

  • 結束システムの意識を広げたい時
  • 試したい時、好奇心を持った時

ちょっと違う視点から選び方のポイントを言えば…

  • 狙うターゲットのサイズはどうか
  • ルアーチェンジが簡単かどうか
  • ルアーが外れる不安感があるかどうか
  • ルアーのアクションへの影響
  • ショックリーダーの結び目への影響
  • 長時間ファイトが予測されるか

でしょうかね。

因みに僕の場合のでの使用例を参考までにいうと…

■釣りキチ隆の使用例

▼スナップ
⇒ルアーチェンジを頻繁にやりたい時。
⇒〜70cmクラスまでの青物を想定。
※スナップのサイズを上げればメータークラスもいけると思いますが、そうするよりはリング系を選ぶ感じです。

▼スプリットリング+溶接リング
⇒〜80cmクラスまでの青物を想定。
⇒スナップよりは激しいルアーアクションをしたい時。

▼スプリットリング+スイベル
⇒100cmクラス以上の青物を想定。
⇒50g以上のルアーをメインで使い、かつ激しいルアーアクションしたい時。

▼特殊なリング
⇒試しに使ってみようかと好奇心を持った時に使う。

な、感じでしょうか。

スナップ、リング系、スイベル使用、どれも良いところがあります。

ただ、それぞれの特徴を把握すると、状況に応じてこれ!というのが、見えてきます。

という様に、これ!と納得感を持ちながら釣りをするのは心地いいですよ。

いつもバンバン釣れていればそんな納得感はいらないかもしれません。

でも僕は、釣れない時間を過ごすことの方が断然に多いので、使うタックルは今回の様に徹底的に把握してます。


参考:ショックリーダーとスナップ&リング系のノットは?[結束、結び]
パロマーノット or イモムシノット ?

上の写真のノットは、

左:パロマーノット

右:イモムシノット

です。

どっちが良いかの結論は…

パロマーノットで大丈夫じゃね?

です。

これまで、ショックリーダー4号以下の太さはパロマーノット、それ以上の太さはイモムシノットでした。
(2015〜2021年9月くらいの間)

太いリーダーだとパロマーノットがやりづらいなと避けていたのです。

一方、イモムシノットは結び目が頑丈そうな印象があり、太いリーダーではすごく愛用していましたね。

でも、数年使ってきたある時、イモムシノットの頑丈そうな結び目が逆に気になり、結び目が小さいパロマーノットの方に利点を感じる様になりました。

それで、リーダー22号とかの太さでパロマーノットをやってみたら、案外できるなぁと。

で、実際に魚も何匹もキャッチできました。

その間、結び目がほどけたり、切れたりすることはありませんでしたね。

ということで、パロマーノットで大丈夫じゃね?ってなってます。

でも1つ…

使っていると、結び目に隙間が空くのを多々確認しています。

何匹か釣った後の状態のものなのですが、リーダーの本線と切れ端を囲っている輪っかに隙間が確認できます。

最初しばった時は、ここに隙間はなかったんですけど、使っていると写真の様に隙間が空きます。

しかも、再度本線を引っ張ってみてもこの隙間はうまらず、このままでした。

とはいえ、これでほどけることはありませんし、何匹も釣っているので、良いかなと思ってます…

けど、これと完全に決めることなく、今後も検証、調査、続けます。

一応、参考まで。

ご報告でした。


本記事のまとめ

本記事は以上の内容でまとめました。

ルアーとの結束システム、細かい箇所ですが、これだけをとっても奥が深いですね。

こういう細かいところを把握していくと、より「あなたの釣り」が深まります。

そこで本記事が役に立ったなら嬉しいです。

僕自身も、まだまだ研究中ですよ!
(※進展ありましたら、修正しますので。)

お読みいただきありがとうございます。

どうも、釣りキチ隆(@takashyman)でした!

▼本記事で紹介のスナップ&リング等はこちら